蔡英文・総統は20日夜、アメリカの非営利団体「コンコルディア」主催の2023年コンコルディア首脳サミットでビデオ・スピーチを発表しました。
蔡・総統はまず、今年もサミットに招待され、多くの国の重要な指導者らと現在の世界的課題について意見を共有できたことに感謝の意を表明し、今年のサミットのテーマは民主主義の重要性を強調することであると指摘。社会の進歩を促進する上で世界の安全保障と人権は重要である。これは台湾にとっても懸念すべき問題であり、民主主義、安全保障、人権を守るという台湾の取り組みは台湾のあらゆる活動の指針である。台湾の国際交流においては、民主的価値観の共有に対する信念を堅持し、同様の理想を持つ友好国やパートナーと協力していると述べました。
また蔡・総統は、台湾は国際民主社会の重要なパートナーというだけでなく世界のサプライチェーンにおいても重要な地位を占め、世界の最先端半導体の9割超を生産している。そして世界の半数以上の貨物船が台湾海峡を通過している。台湾海峡での混乱は世界中に波及する可能性があるため、台湾とその地域の安全保障はさらに重要になっている。実際、台湾海峡の平和と安定はすべての人々の利益に合致すると述べました。
蔡総統は、隣にある覇権国家によって、台湾及び台湾を取り巻く地域の安全が脅かされている。日々、数百回ものサイバー攻撃を台湾に仕掛け、軍事演習を活発化させ、グレーゾーン作戦によって台湾及びその友好国に極めて大きな圧力を加えていると述べました。
蔡・総統はまた、台湾は数十年にわたる権威主義による統治と戒厳令を克服し、民主主義を達成した。権威主義の拡大は人々を不安にさせ、台湾の安全を脅かしている。しかし、台湾が今日享受している強固な民主制度は、権威主義の拡大に抵抗する上で重要であると述べ、力を合わせて信念を貫く限り、目の前にある課題を克服し、さらなる進歩を促進できると信じていると述べました。
(編集:岩口敬子/王淑卿)