第78回 国連総会の一般討論演説が19日行われ、中華民国台湾の友好国であるグアテマラ、パラグアイ、パラオが台湾の国連システムへの受け入れを求めました。
グアテマラのアレハンドロ・ジャマティ(Alejandro Giammattei Falla)大統領は、新たな多国間主義は国連の包摂性と普遍性に焦点をあてなくてはならない。台湾は、科学、先端科学技術、医療、開発など、多くの面で多大な貢献をしてきたが、国連は台湾の人々の代表がこの国際機関の中で発言させていないと語り、「今は21世紀だ。このような組織がどうして台湾のような国家を締め出すのでしょうか?」と問いました。
近年、台湾と中国の両岸関係が緊張しており、中国政府は台湾に対する「文攻武嚇(言葉で攻撃し武力で威嚇すること)」を強化し、頻繁に航空機や艦艇を派遣して台湾周辺の海・空域に侵入するなどし、国際社会の注目を集めています。
ジャマティ大統領は、グアテマラは国連に対し、国際的な平和と台湾海峡の安全を確保するために全力を尽くすよう求めるとし、台湾周辺の海・空域の増大し続けている軍事行動は地域の安全に危害を及ぼし、国際的な運輸、貿易に影響を与えると非難しました。
また、パラオのスランゲル・ウィップス・ジュニア(Surangel Whipps Jr.)大統領は、台湾は卓越したリーダーシップと革新的な解決策を供えているが、不当に国連から排除されていると語り、パラオは国連に対し、台湾の世界保健機関(WHO)、国際民間航空機関(ICAO/イカオ)、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)などの専門機関やプロセスに有意義に参加できるよう求めると語り、「台湾の2300萬人の人々は世界に多くのものを与えることができる。国連憲章ではすべての人々と国家の平等な権利を謳っており、私たちは国連に対し、このビジョンを守るために台湾を参加、貢献させるよう求める」と述べました。
8月に就任したパラグアイのサンティアゴ・ペニャ(Santiago Pena Palacios)大統領も、国連安全保障理事会の改革について語り、パラグアイは国連の組織的、そして機能的構造は参加型、民主的、公平な方法で国際情勢を反映しなければならず、国連憲章の全ての国の平和、安全、繁栄を業どうな立場で促進するという基本原則に従って促進すると考えていると話しました。
そして3月に就任したチェコのペトル・パベル(Petr Pavel)大統領も、アジア太平洋地域について語る際に協力を促し、中国が台湾海峡で緊張を高めるような軍事行動を行っていることや、南シナ海でチェコの多くのパートナーに対する非友好的な行動を起こしていることを非難。紛争の平和的解決を主張し、アジア太平洋地域について「いかなる武力衝突も、全世界に悪影響を与えるものである」と述べました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)