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台湾の2023年国防報告書、中国の軍事的脅威の記述大幅増

  • 12 September, 2023
  • 王淑卿
台湾の2023年国防報告書、中国の軍事的脅威の記述大幅増
中華民国(台湾)国防部が12日、「民国112年(2023年)国防報告書(国防白書)」を発表した。これはロシアによるウクライナ侵攻、中国人民解放軍の台湾周辺での軍事演習開始後、初の国防報告書なので、特に注目を集めてい。前回国防報告書が発表されたのは、2021年。今年の最大の特色はオーディオブックの発行と共有。国民は国防部の公式サイトから音声版の「民国112年(2023年)国防報告書(国防白書)」のを聴取、またはダウンロードすることができる。(写真:国防部)

中華民国(台湾)国防部が12日、「民国112年(2023年)国防報告書(国防白書)」を発表しました。これはロシアによるウクライナ侵攻、中国人民解放軍の台湾周辺での軍事演習開始後、初の国防報告書なので、特に注目を集めています。前回国防報告書が発表されたのは、2021年です。

今年の最大の特色は初となるオーディオブックの発行と共有です。そして漫画を取り入れて10本の「国防ミニ教室」というコーナーを作り、「台湾海峡の中間線」や「漢光演習」などを分かりやすく説明しています。国民は国防部の公式サイトから音声版の「民国112年(2023年)国防報告書(国防白書)」のを聴取、またはダウンロードすることができます。

この国防報告書は、「地域の情勢」、「国防戦力」、「政策改革」、「国防ガバナンス」、「輝かしい伝統の継承」の五つの部分に分かれています。

2021年に発表された「国防報告書」と比較しますと、インド太平洋地域の情勢の目まぐるしい変化に対応して、今年の「国防報告書」は、「地域の情勢」の部分で、アメリカ、日本、韓国、東南アジア、インド、オーストラリアなどの地域の盟友による中国への対策が詳しく述べられたほか、アメリカ軍の西太平洋における基地に関するイメージ写真も掲載され、中国、アメリカ、北朝鮮、オーストラリア、日本、韓国のミサイルの射程に関する予測も入っています。

中国の台湾に対する脅威に関するページ数は、2019年の11ページ、2021年の10ページから、2023年版の19ページへと大幅に増加しました。「中国人民解放軍の各種のミサイルの及ぶ範囲のイメージ写真」、「中国の沿岸部における中国人民解放軍の空港(恵安空港、龍田空港、漳州空港)の拡張工事に関するイメージ写真」、「各軍種の発展状況」なども組み込まれ、2021年版の国防報告書と同じように、「グレーゾーンの脅威、認知作戦」も重点とされています。

国防部はまた、最近台湾の周辺地域に侵入した中国の軍機の数と重要な事件の一覧表を作り、台湾が外交上において大きな成果があるたびに、中国は台湾を対象に大規模な軍事演習を行うことを説明しました。例えば、昨年8月、アメリカ連邦議会下院のナンシー・ペロシ前議長が台湾を訪問した後、今年4月、蔡英文・総統が外遊の途中、アメリカに立ち寄り、アメリカのマッカーシー下院議長と会談した後、中国はいずれも大規模な軍事演習を行い、抗議を表明しました。国防部はこれらの資料の公開によって中国の威圧行為はすでに地域の平和と安定に影響を与えていることを伝えようとしています。

中国の脅威に対応するため、国防部は報告書の中で、アメリカからの各種の武器調達、国防の自主性向上などの成果を紹介しているほか、「政策改革」の部分で、「自分の国は自分で救う」ことを強調、台湾は戦力を高めるために推進している「義務兵役の期間延長」、「予備役の強化と改革」を取り上げ、訓練の内容、期待できる効果、待遇の引き上げなどを説明しました。関連の内容は22ページにも上っています。

なお、各界が注目している国軍の軍事構想の変更について、国防部の邱国正・部長が序言で述べたように、依然として「国を防衛し、国を固く守り、複数の防衛ラインによって抑止力を発揮する」という構想を維持しているということです。

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