蔡英文・総統の特使として、国交樹立国のパラグアイを訪問している、頼清徳・副総統は現地時間の15日午前、パラグアイのサンティアゴ・ペニャ(Santiago Peña Palacios)新大統領の就任式典に出席、多くの国々の国家元首と交流を行いました。
頼・副総統は式典前、休憩室にて、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス(Alberto Ángel Fernández)大統領、チリのガブリエル・ボリッチ(Gabriel Boric)大統領、ボリビアのルイス・アルセ(Luis Arce)大統領、ウルグアイのルイス・ラカジェ・ポー(Luis Lacalle Pou)大統領と共に記念撮影を行うなど交流を行いました。
また、式典会場では、アメリカのデブ・ハーランド(Deb Haaland)内務長官が歩み寄り、頼・副総統と楽しく会話を交わしました。その後、バチカン市国の特使も挨拶に訪れ、会場を離れる際には、スペインの国王・フェリペ6世(Felipe VI)と会話を交わしたほか、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領とも交流を行いました。
頼・副総統は15日午後、メディアとの茶話会の際、この機会に各国の元首に向け、自身と台湾の事を紹介したことを明かしました。
頼・副総統は、「みんな一つのオープンな場で、自然と自由に交流が行われたので、私はこの機会に、自分は中華民国・台湾の副総統であること、そして台湾は一つの民主、自由、人権を重視する国家であることを紹介し、私たちはインド太平洋地域の平和と安定のために積極的に取り組み、国際社会に貢献していきたいということを語った」と話しました。
一方、ペニャ大統領は就任演説の中で、台湾の事に触れ、双方は盟友であるだけでなく、兄弟の国でもあると述べており、頼・副総統は、退任したばかりのマリオ・アブド・ベニテス(Mario Abdo Benítez)前大統とペニャ新大統領、共に台湾に対する感謝を強調し続けてくれており、パラグアイは台湾と強固な外交関係を築くべきであると主張したと紹介。就任式関連イベントの中でも、ペニャ大統領は頼・副総統を自身に最も近い場所に座るよう促し、昼食会でもメインテーブルに招いたほか、民間からも台湾への感謝の意が寄せられ、頼・副総統は、非常に感動した、これは多くの人々の努力の積み重ねによるものだと述べました。
また、今回のペニャ大統領就任式典への特使団の出席や、アメリカへのトランジットに関して、中国が頻繁に動きを見せていることに、頼・副総統は、トランジットは長年の慣例であり、もし中国がこのことを口実にするのであれば、それは中国が軍事的脅威で台湾の選挙に介入しようとしていることを裏付けるものだとけん制しました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)