与党、民進党の党主席で、来年1月に行われる中華民国正副総統選挙の公認候補である頼清徳・副総統は12日、特使団を率いて、中華民国の国交樹立国、パラグアイを訪問します。また、訪問にあたっては、アメリカのニューヨークとサンフランシスコでトランジットを行う予定となっていますが、これに対し中国大陸が反発しています。外交部は10日、歴代の副総統がアメリカでトランジットを行ったことは過去11回あり、頼・副総統は12回目で、自身2度目だと説明しました。そして、トランジットについては各方面と調整の上、快適さ、利便性、安全、尊厳の原則に従って計画を立てており、中国大陸側がこれを口実に、過度に反応したり、危機感を煽る理由はどこにもない、と述べました。外交部の劉永健・報道官は「仮に中国大陸がこれを口実に挑発行為を行ったならば、地域の和平、安定という現状を破壊しているのは中国大陸側ということになる。台湾でも、アメリカでもない」と強調しました。
また、日本の麻生太郎・元首相がさきごろ、外交部などが主催した「ケタガラン・フォーラム」の席上で、強い抑止力を機能させるには「戦う覚悟」が求められていると発言したことに対し、中国大陸側が反発しています。外交部はこれに対し、對岸の脅威、野心の高まり、さらには挑発に対し、我が国は、理念の近い近隣国家の支持を得る為に努力を行うほか、自らの防衛力を高め、自己防御の意志と決意を示さなければならないと説明、この点は、麻生元首相の主張と、何ら違いはないと、述べました。
(編集:駒田英/王淑卿)