半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は最近、国内外で頻繁な動きを見せています。中でも8日に、34億8000万米ドルを投じ、ドイツのロバート・ボッシュ(Robert Bosch GmbH)とインフィニオン・テクノロジー(Infineon Technologies AG)、およびオランダの半導体メーカー、NXPセミコンダクターズN.V.と合資して、ドイツで新たに12インチのウエハー工場を建設することを明らかにしたほか、高雄工場も先端プロセスに対する市場の強い要求に応えるため、2ナノメートル先端プロセス技術での生産を計画していることが確認されました。
これについて経済部の王美花(おう・びか)部長は9日、アメリカと中国の対立、ロシアとウクライナによる戦争開始後、国際情勢は大きく変化し、サプライチェーンの強靭性の引き上げが必須となった。TSMCがこの数日間に行った発表は、TSMCの魏哲家(C.C.Wei)CEOが最先端プロセスと研究開発は台湾に根付いている。そして、顧客のニーズに応えて海外にも工場を設立し、世界に広がっていると述べたことを裏付けていて、両方に注意を払う必要があることは明らかであると述べました。
TSMCのドイツ工場について王・部長は、顧客のニーズに応えるだけでなく、TSMCにとっても新たなチャンスをもたらす可能性があるとしました。
また、過去には、台湾とアメリカの協力強化が継続的に行われ、「21世紀の貿易に関する台米イニシアチブ」が誕生し、現在では台湾とアメリカは二国間課税を回避する方法について話し合われていることにも触れ、TSMCのドイツ工場については顧客、EU、ドイツと協議した結果、EUとドイツ政府からの補助金を獲得しており、台湾とEU諸国の緊密な協力をもたらし、双方の関係をさらに深めることができると見ていると語りました。
(編集:中野理絵/岩口敬子)