中華民国・台湾の国交樹立国であるパラグアイで8月15日にサンティアゴ・ペーニャ(Santiago Peña Palacios)新大統領の就任式が行われることから、蔡英文・総統は、頼清徳・副総統を特使として出席するよう任命しています。
総統府は2日、その行程を発表しました。それによりますと、頼・副総統は特使団を率いて8月12日午後に出発。同日アメリカのニューヨークにトランジットのため立ち寄り、13日夜にパラグアイへと出発します。
14日午前にパラグアイに到着後、マリオ・アブド・ベニテス(Mario Abdo Benítez)現大統領、サンティアゴ・ペーニャ(Santiago Peña Palacios)新大統領、それぞれと会談し、台湾・パラグアイ科技大学の学生と交流し、夜は現地に住む台湾出身者らとの晩餐会に出席します。
そして15日午前にパラグアイ大統領就任式典に、午後はペーニャ大統領主催の昼食会に出席し、パラグアイの首都であるアスンシオン創設486周年を祝う軍人や警察官によるパレードを鑑賞。夜にはパーティに出席します。特使団は16日午前にパラグアイを離れ、同日午後にアメリカのサンフランシスコにトランジットのため立ち寄ります。そして翌日早朝、台湾に向け出発し、18日の早朝に帰国する、6泊7日の行程です。
特使団は旅客機を利用し、総統府の林佳龍・秘書長、黃重諺・副秘書長、外交部の俞大㵢・次長、および関係者、同行記者ら、合計50名が参加します。
蔡・総統は、今回の訪問が「台湾とパラグアイの友好の深化」、「二国間協力の拡大」という2つの中心的目標を達成し、台湾とパラグアイのこれまでの良好な基盤に基づいて両国間の友好関係を深めていくことができるとし、共に民主的自由戦線で団結し、世界の平和と安定、発展のために貢献していくよう期待を示しました。
トランジットの行程について、外交部の俞大㵢・次長は、我々高官のアメリカトランジットは恒例であり、快適さ、利便性、安全、尊厳の原則を遵守していると強調。同様に、アメリカ国務省のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官も先ごろ、これは台湾の副総統の11回目のトランジットだ。頼・副総統は昨年1月にもトランジットをしており、「これは特別な事ではない」と話しています。
アメリカのトランジット中の行程について、俞・次長は、現在、まだ調整中であるとし、時期が来たら発表すると説明。また、頼・副総統がワシントンD.C.に立ち寄りを希望しているという噂も否定しました。
俞大㵢・次長は、「今回、副総統がパラグアイへ向かう際、我々はアメリカとトランジットの調整を行ったが、最初からワシントンD.Cやバージニア、アーリントンでのトランジットは含まれていなかった。したがって、周りからこの件について言及されたが、それは真実ではないと断言できる」と語りました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)