総統府は17日、頼清徳・副総統が蔡英文・総統の特使として、8月に特使団を率い、台湾の南米における国交樹立国・パラグアイ共和国の次期大統領サンティアゴ・ペニャ氏(Santiago Peña Palacios)の就任式典に出席すると発表しました。また、頼清徳・副総統は往路、アメリカでトランジットする予定で、これまで通り、快適さと利便性、安全性、尊厳という原則に従って行われるものだということです。
これに対し、行政院(内閣)の陳建仁・院長(首相)は18日、インタビューを受ける際、積極的な見方を示しました。
陳建仁・行政院長は、「これは台湾とパラグアイの間の、永遠かつ堅固な友好関係を示すものであるため、順調に進むと期待している。実際、関連する日程については、何年も前から行われているので恒例に従って計画を立てる。民主主義国家である友好国の台湾への支持について、我々は感謝のほか、歓迎の意も伝えたい」と話しています。
一方、頼清徳・副総統がアメリカを経由することに対し、中国は反発しています。中国外交部(外務省)の毛寧(もうねい)・報道官は17日、「いかなる名目や理由であれ、台湾独立分離主義者のアメリカ訪問に断固として反対する」、「国家主権と領土保全を守るため、力強い措置を取る」としています。
これを受け、アメリカのブリンケン(Antony Blinken)国務長官は、外遊のトランジットは恒例だとして、中国に対し、台湾の頼清徳・副総統のアメリカ経由について、いかなる行為を行わないよう警告しました。アメリカ側の関係者によりますと、頼清徳・副総統のトランジットは控えめに行われ、ワシントンD.C.には滞在しないということです。
(編集:許芳瑋/中野理繪)