ロイター通信社が7日に報じたところによりますと、中国は、台湾の軍事演習に関する偽情報を拡散しています。これらの偽情報には、中国が台湾を侵犯する際の蔡英文・総統の「亡命計画」が含まれており、その目的は、台湾に中国との統一を迫るのと同時に、台湾の士気に影響を与えようとするのだということです。
ロイター通信社によりますと、台湾は、台湾の世論を左右しようとする、中国に対して警戒心を高めています。中国は、来年の次期総統選挙に立候補する、親中国派の候補者への金銭援助も画策しているということです。
中国が台湾への威圧行為を強化している中、今月末、台湾は重要な軍事演習「漢光演習」を行います。今回の演習では、仮想敵の上陸を阻止するため、主要な国際空港の一時閉鎖も計画されています。
ロイター通信社は、5月から中国の政府系メディアは、台湾と主要な盟友・アメリカとの軍事交流に関する偽情報を流していると報じ、これは台湾の世論に影響を与えるためだと分析しています。
今月末の軍事演習は、蔡英文・総統の亡命計画と、アメリカが台湾に居留しているアメリカ人の撤退計画のリハーサルと報じた中国の政府系メディアもあります。
これについて、台湾の対中国大陸政策を担う、行政院大陸委員会は、ロイター通信社に声明を送り、北京当局は、常にわが政府の名誉を毀損し、台湾社会の内部で分裂を画策しており、国際社会の台湾に対する支持を低下させようとしていると説明しました。
行政院大陸委員会は、政府は、中国の政府系メディアの報道は偽情報であることをはっきり伝えると共に、具体的な行動によって国を守る決意も表明したいとしています。