ドイツの連邦司法・消費者保護省によりますと、マルコ・ブッシュマン(Marco Buschmann)大臣が4日、ベルリンで台湾の蔡清祥・法務部長(=大臣)と会談を行いました。会談では刑事問題における相互支援に焦点をあてたほか、サイバー詐欺や犯罪者引き渡しに関する内容についても話し合われたということです。
声明ではさらに、今回の会談はドイツと欧州連合(EU)の「一つの中国政策」の枠組みの中で行われていると述べました。
ベルリンの連邦司法・消費者省では、ブッシュマン大臣が蔡・法務部長を出迎え、二人が握手する写真がツイッターに投稿されました。
これは、ドイツの司法大臣と台湾の法務大臣の初めての会談で、両国の交流におけるマイルストーンといえます。
謝志偉・駐ドイツ代表(大使に相当)は、台湾とドイツは同じ大陸法に属し、もともと精神的に同じ流れを汲んでいる。民主主義や自由などの価値観や理念も近いパートナーであり、両大臣の今回の会談は法の支配に関して高いレベルのコンセンサスに達したと語りました。
ドイツ連邦司法・消費者保護省は台湾の法務部と業務内容が類似しており、両国の代表は今年3月に犯罪と戦うための相互法的支援に関する協定に署名したばかりです。
ドイツは2021年の政権交代後、台湾に対する姿勢が明らかに友好的に転換しています。与党3党は連立で合意しており、また今後4年の政策方針の中で初めて台湾についても言及し、台湾海峡の現状は、平和と双方の同意がある状況でなければ変えることはできないと強調し、「民主的な台湾」の国際機関への参与を支持しています。
また昨年6月には、当時の李永得・文化部長がベルリンでクラウディア・ロート(Claudia Roth)文化・メディア大臣と初めての会談を行っているほか、今年の3月にはドイツ連邦教育研究省のベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)大臣が台湾を訪問。26年ぶりにドイツの大臣クラスが台湾を訪れています。
(編集:中野理絵/岩口敬子)