北部・新北市の三重区にある道教の廟である先嗇宮は22日、中国の甘粛省の天水市と合同で「台湾海峡両岸における中華民族の人文の始祖、伏羲の式典」を行いました。
これは伏羲を祭る式典で、伏羲は中国において、中華民族の人文の始祖とされています。
先嗇宮によりますと、端午節の前後に台湾と天水で同時に伏羲を祀る式典は10年前から行われており、先嗇宮での開催は今年は5年目となる。近年、両岸関係は衝突が危惧されているが、宗教活動を通じて両岸の理解と調和がさらに高まることを期待していると述べました。
外部からのこれは統一戦線の一環ではないかという声が上がっています。これについて中国国民党の元・秘書長の李乾龍氏は、来年は選挙があることから、5年前から行われている式典に対し不信感をもつのだろうか。宗教は人々の心を安定させる重要な社会の力であり、統一戦線とは何の関係もないと述べました。
与党・民進党の新北市議員の顏蔚慈氏は、近年中国が統一戦線を強化しており、重要な信仰の場である先嗇宮は、宗教活動を行う際さらに慎重になるべきと述べました。
また同じく民進党の新北市議員の彭佳芸氏は、最近の国際情勢の変化により、中国は経済・貿易の統一戦線だけでなく、宗教・文化の統一戦線も強化している。特に総統選挙を控え、これからこのようなことはさらに増えていくだろう。いかなる活動も台湾の主権を維持するためには、十分に慎重でなければならないと述べました。
(編集:岩口敬子/王淑卿)