立法院(国会)の游錫堃・院長(国会議長)は8日、ラジオ番組に出演し、5月に日本の自民党熊本国会議員訪問団、そして自民党の奥野信亮衆院議員一行と会見した際に、台湾北東部・宜蘭県の蘇澳と日本の沖縄県の与那国島を結ぶ旅客船について自ら提案したことを明かしました。
游・院長によりますと、この与那国島と蘇澳を結ぶ旅客船について、当初は試験的に6月10日に台湾から訪問団を率いて、与那国島を訪問する予定であったということです。しかし、日本の国会が閉会する7月に合わせ変更したとして、来月7月4日に旅客船を運航させる予定ということです。
その際、台湾一行がまず、日本の超党派議員連盟である「日華議員懇談会(日華懇)」の会長を務める古屋圭司衆議院議員が待つ与那国島に向かい、その後、日本の一行を乗せ、蘇澳に再び戻る予定ということですが、天気や気象条件によっては、計画を変更することもあるとしています。
游・院長は、今回は試験的なもので、実際に運航できるかどうかはまだ不透明だ。もし宜蘭と与那国島の間で旅客船が運航できれば、日本から多くの観光客が台湾を訪れ、また台湾からも与那国島へ訪れる人が増えれば、与那国島の経済も潤うだろうと述べました。
また游・院長は、立法院の林志佳秘書長に調整を求め、また外交部、交通部もこの件を既に認識しているとし、同時に宜蘭県と蘇澳の担当者も検討に加わっていると述べました。
游・院長は、台湾と日本は兄弟であり、苦楽を共にしているが、台湾と日本の領土がこれほど近いということを多くの人が知らないと指摘。多くの日本人が与那国島に行き、またそこからは台湾へ旅行に訪れるだけでなく、旅行を一日増やすことで、最西端の与那国島にも滞在することができると述べました。
蘇澳と日本の沖縄県の与那国島直行便距離はおよそ110キロになるということです。
游・院長は、ラジオ番組の中で、日本、そしてアメリカとの外交についても触れ、以前よりもはるかによくなっていると語り、ヨーロッパの例を挙げ、リトアニアとフランスを訪問した際には会場に中華民国の国旗が掲げられ、また警備も十分に手配されているなど、国交国と同等の扱いを受けたと語りました。
游・院長は、台湾は友好国を安心させ、民主主義を守る必要がある。また国民の防衛意識が非常に重要であり、国民の防衛意識が最善の国防となる。台湾の国民は台湾の安全に自信を持ち、強い防衛意識を表明すべきである。両岸の戦争への懸念が世論調査において反映されると、中国の習近平・国家主席は台湾を軽視し、より戦う可能性が高まるだろう。強い意識を示せば、相手はもっと慎重になるかもしれないと語りました。
(編集:岩口敬子/王淑卿)