台湾の大手経済紙、経済日報は1日、2022年ノーベル経済学賞受賞者のダグラス・ダイヤモンド氏を招いて「2023年マスターズフォーラム」を開催しました。ダイアモンド氏は「銀行と金融危機」というテーマで講演し、このフォーラムに蔡英文・総統も出席し、挨拶を述べました。
蔡・総統は、挨拶の中で、ダイアモンド氏が長くにわたり銀行システムの運営を研究しており、金融ガバナンスの専門家である。彼の講演は多くのインスピレーションを与えると信じていると述べました。
また蔡・総統は、世界的なインフレに直面し、世界の主要経済体は利上げで対応している。台湾も2022年以降、5回利上げし、段階的かつ穏健な利上げ政策を採用した。さらには物価の安定メカニズム、物資の提供や減税措置によるインフレ抑制などを推し進めている。社会的に弱い立場にある人たちに対して立法院はコロナ後の特別予算によって支援し、国民の負担を軽減し、社会の回復力を強化したと述べました。
加えて蔡・総統は、台湾の資本市場は極めて安定している。大手格付け会社のフィッチ・レーティングスによる信用格付けでは、台湾は「AA」 を維持にしている。また最近では、スタンダード&プアーズ(S&P)も台湾を「AA+」と評価すると発表したばかりであり、これは台湾の財務管理と財政の強靭性を裏付けるものであると述べました。
蔡・総統はまた、産業が金融支援を受け、産業のイノベーションと高度化を加速し、重要な国家の政策目標を実行し、より包括的な金融システムをつくりあげるためには、台湾の金融環境の活性化を含めた、より強靱な経済と産業を構築する必要があることを改めて強調しました。
(編集:岩口敬子/王淑卿)