衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は、4月27日、アメリカに続き、カナダ産の牛肉の輸入全面解禁を告知し、5月29日までの30日間、外部の意見募集期間を設けていました。
食品薬物管理署食品課の鄭維智・副課長は31日、記者会見で、台湾は2007年からカナダ産の生後30か月以下の骨なし牛肉を開放しており、これまで16年に渡りカナダ産の牛肉を消費している。2014年からは生後30か月以下の骨付き牛肉も開放した。2021年にカナダは全年齢の牛肉の輸入の申請をしており、食品薬物管理署から委託された専門家によるリスク評価を行った後、許容範囲内であると評価されたと説明しました。
食品薬物管理署の林金富・署長は、全年齢の牛肉の開放は国際的な流れである。2022年、カナダ産牛肉の輸出先上位10カ国のうち、韓国、サウジアラビア、そして台湾だけがいまだに生後30か月以下という輸出条件を設定していた。他の国は年齢制限を設けていないと強調しました。
カナダ産の全年齢の牛肉の輸入がいつ解禁になるかについて、林・署長は、食品薬物管理署は技術的安全審査を行う責任があり、公開の原則に則り、技術的審査の結果はリスク受容可能である。告知期間中に収集した関係資料や意見も全て公開し、その後、省庁間で協議が行われ決定となる。解禁のタイミングは国の政策に沿ったものとなると話しました。
林・署長は、「国全体の政策について、いつ解禁の宣言を行うかは、関係する省庁間の議論を経て決定する。基本的には、我々と農業委員会が共に国境管理措置を調整するというのが最終的な告知となるが、この牛肉の解禁は国家の政策であり、この件はより上位の省庁間で議論したうえで決定することになる」と話しました。
食品薬物管理署が先ごろ、カナダ産の全年齢の牛肉の輸入を告知すると、賛否両論が巻き起こり、各界でまだ狂牛病のリスクがあると懸念し、消費者文教基金会(消基会)が不買運動を発起するとしていますが、食品薬物管理署は、リスク評価報告書によると、消費者がカナダ産の骨付き牛肉、あるいは牛の内臓のみを食べた場合、狂牛病に感染する生涯リスクの中央値は100億人あたり骨付き牛肉は2.24人、牛の内臓のみでは6.68人と、極めて低いことが判明していると指摘しました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)