オーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)元首相は、「亜太堅靭研究基金会(Center for Asia-Pacific Resilience and Innovation,CAPRI)」の招きに応じ、29日に台湾北部‧台北市内で開催された国際フォーラムで演説を行いました。
民主主義が独裁政権による厳しい挑戦に直面していることについて、ターンブル氏は演説で、ロシアに対抗するウクライナを通じて、強権国家の独断専行を防ぐため、民主国家は必ず互いに支援し合い、持続的に民主を守り、脅かされずに自らの運命を決める権利を守る必要があることを理解したと述べました。
ターンブル氏は、昨年のロシアによるウクライナへの侵攻から、独裁政権がもたらした課題が単なる脅威ではなく、残酷な戦争をもたらすことが分かる。現在の戦況では、ロシア軍の死傷者数はアフガニスタン戦争を上回り、経済的な代価も膨大だった。一方、ウクライナの人々は依然として戦い続け、NATO(北大西洋条約機構)も分裂していない。民主主義を守る立場において、西側諸国は以前より団結していると述べています。
ターンブル氏は、もしロシアのプーチン (Vladimir Putin) 大統領が勝利すれば、それは単に一つの民主政権の消滅だけでなく、他の独裁政権が同様の行動を取ることにもつながる。そのため、アジア太平洋地域にあける民主国家は自己を持続的に強化する必要があると指摘しました。
ターンブル氏は、「ウクライナが侵略された経験から得た教訓は非常に明確だ。それは民主国家は互いに支え合わなければならない。『強権国家が思いのままに行動することができない』ことを確保するため、私たちは民主主義を守り続け、国家が脅かされずに自由に自らの運命を決める権利を揺るぎないものとしなければならない。」と話しています。
また、民主主義の強靭性を強化することに関して、ターンブル氏は、さらなる事実、真実、透明性を通じて、人々が政府に対する信頼を築く必要があると述べています。「正直に話し、より透明にし、人々が理念の基礎と正確性を見ることができれば、信頼は築かれる」。このような強化された民主主義の強韌性は、民主主義、環境、公衆衛生を守ることができると語りました。
(編集:許芳瑋/王淑卿)