衛生福利部は23日夜、ジュネーブで世界医師会(WMA)と共に「緊急医療専門フォーラム」を行いました。フォーラムではアメリカや、エチオピアの内戦に関わったスイスのNPO、台湾の医療界などから代表を招き、異なる視点から大規模災害時の緊急医療体制の対応戦略を探りました。
衛生福利部は、今年の世界保健総会(WHA)の具体的な議題「世界保健機関(WHO)の公衆衛生上の緊急事態への準備と対応の強化」に従い、災害の脅威が複数かつ複雑に存在する環境において、様々な段階での緊急医療対応と増援能力をいかにして強化するかについて話し合いました。
世界では大規模な災害が頻発しています。各国は、新型コロナのパンデミックや、トルコの大地震など、緊急医療対応能力の課題に直面しています。
台湾のWHOアクションチームの石崇良・報道官は、「現在は、気候変動や、地域の暴力的な衝突が絶え間なく起きており、大規模な災害をもたらす脅威がますます複雑になっている。これは医療システムの維持やサービス全体にも衝撃を与えている。そのため、我々は今日、特別に世界医師会と共同でフォーラムを行った」と語りました。
フォーラムでは、アメリカ国務院国際機関局のミシェル・J・シソン(Michele J. Sison)次官補と、世界医師会のオサホン・エナブレレ(Osahon Enabulele)会長が挨拶を行い、シソン氏がパンデミックにおける医療の重要性、および台湾の協力と貢献について語りました。
この他、アメリカ疾病対策センター(CDC)グローバルヘルスセンター(GHC)のクリスティ・ミクス(Kristie Mikus)シニア政策アドバイザーが緊急対応医療マンパワーについて語り、アメリカがコロナ後に再確立した災害対応モデルと反応について共有。スイスのNPO組織「イランガ(Ilanga)」のアンネマリー・ガーツ(Annemarie Geurts)代表は、エチオピアの内戦で医療システムが崩壊した経験や、如何にして傷つけられた女性や子供たちを助けるかについて話しました。
また、台湾南部の緊急医療対応センターのCEOである莊佳璋・医師は、災害医療救助隊の災害医療における役割について語りました。
WHOアクションチームの石崇良・報道官は、衛生福利部は以前、スイスのイソビア医師協会に打診し、医師協会が進めている救急医の研修に台湾救急医学会も協力する予定で、現在協議中であると話しました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)