「ベルギー連邦上院議員および地方議員訪問団」が5月15日から19日の日程で台湾を訪問しており、17日、立法院(国会)を訪れました。
立法院の蔡其昌・副院長(副国会議長)は会談の際、ベルギーの議会で2020年から台湾に友好的な決議案を圧倒的多数で可決し、台湾とベルギーの二国間関係を深めている。そして台湾の世界保健総会(WHA)への参加へも支持してくれていて、ベルギーが台湾に差し伸べてくれている友好の手は、人々を感動させていると述べました。
蔡・副院長は、台湾とベルギーは民主主義の価値観を共有し、民主主義、自由、人権のために戦っている。みんなが台湾に関心を寄せることは、共に世界の民主主義の地図を守ることだ。台湾は、志を同じくするパートナーが台湾を訪問することをうれしく思っている。ベルギーの党派を超えた上院議員団の訪台は、自由、民主主義、人権の価値を共に推進することを表している。台湾はこのような価値や理念が世界で力を発揮し続け、共に権威主義や武力による拡大の力を阻止することを望んでいると語りました。
また、最近中国は、ヨーロッパとの関係修復に力を注ぎ、欧米と大西洋のパートナーシップを分断しようとしている。また台湾の国際社会での居場所を圧縮し続けるのと同時に軍用機や軍艦を使って台湾周辺で演習を頻繁に行っている。中国のこうした行動は、世界と台湾海峡の安定に大きな影響を与えることになると話し、台湾が直面している課題は、世界の民主主義陣営の核心的利益と一致している。台湾は、民主主義陣営を守るために引き続き努力すると述べ、台湾海峡の安定に関心を寄せているベルギーや世界各国に感謝を表しました。
蔡・副院長は、「台湾は世界的な半導体サプライヤーとして、自らを強くしなければならない。言論の自由が重視されない全体主義の拡大に直面し、世界中の理念を同じくする国々が共に台湾を支持してくれることを期待している」と語りました。
訪問団メンバーで、ベルギー国会台湾友好議員連盟の共同議長で上院議員兼ブリュッセル市議会議員のジュリアン・ウイッテンデレ(Julien Uyttendaele)議員は挨拶の際、アジアもヨーロッパも激動の時代を迎えている。ヨーロッパではロシアのウクライナ侵攻、アジアでは中国が台湾周辺で軍事演習を行い力を誇示している。中国とロシアが協力していることは明らかで、侵略者は違えど、戦争は表裏一体である。攻撃を受けるのはいつも民主主義であることから、民主主義で対応する必要があると語りました。
また、ベルギーと台北は文化の違いはあれど、共に民主主義、法の支配、平等などの価値観を同じくしていて、民主主義者として、今回の訪問団は地球の裏側の台湾まで足を運んだ。これは、ベルギーの台湾への揺るぎない支持を再確認するためだ。「私たちは良き兄弟だ」と話しました。
この他、国際交流は政府の特権ではなく、台湾は全ての国際会議、特に世界保健総会(WHA)に参加すべきだと述べたほか、台湾はまもなく命運を左右する重要な選挙がやってくるという緊張のタイミングである中、ベルギーと台湾は共に民主主義国家であり、民主主義体質の維持と現在の生活様式を守るために、今後も協力していくと強調しました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)