世界保健機関(WHO)の年次総会である第76回 世界保健総会(WHA)が21日から30日にかけてスイスのジュネーブで開かれます。
アメリカのアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は、「台湾のWHAへのオブザーバー参加を求める声明」を発表し、台湾が他の国と専門知識を共有できるよう、オブザーバーとしてWHAに参加できるよう、WHOに強く呼びかけました。
ブリンケン国務長官は3年連続で台湾を支持する声明を発表し、台湾の公衆衛生に関する専門性と貢献を高く評価してくれていることから、外交部は心からの歓迎と感謝を表しました。
外交部の吳釗燮・部長は、理念の近い国家による支持は我々がWHA参加を勝ち取るためにとても重要であるとし、アメリカ以外にも、「他の理念の近い国々にもアメリカと一緒に働きかけている」と話し、現在、各国からの支持は強まり、さらに高いレベルに上がり続けていると述べました。
吳・部長は、「我々は今後も台湾のWHO参加を支持してくれる国が増えることを期待し、友好国がそのために協力してくれることを望んでいる。私たちも万全の準備を進める中、今年の台湾のWHO参加への支持の声が過去最高となることを望んでいる」と語りました。
中華民国・台湾は、1971年に国連を脱退後、国連の関連組織であるWHOからの脱退も余儀なくされ、1972年、第25回世界保健総会で中華人民共和国が中華民国に替わってその座につきました。
台湾は1997年から、WHAへの復帰に積極的で、様々な名称で加盟やオブザーバー資格を申請し、2009年から2016年までは、「チャイニーズ・タイペイ」の名でオブザーバーとしての参加資格を与えられましたが、その後、中国共産党による圧力により、台湾は再び会議へ招待されなくなっています。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)