4月28日、アメリカ生まれの会員制スーパー「コストコ」が輸入した自社ブランド「カークランドシグネチャー」のチリ産の冷凍ミックスベリーからA型肝炎ウイルスが検出されたのに続き、アメリカ産の冷凍ブルーベリーからもA型肝炎ウイルスが検出され、「A型肝炎ベリー」事件が続いていることから、衛生福利部の王必勝・次長と食品薬物管理署の吳秀梅・署長が10日午前、記者会見を開き、事件の経緯と処理の進捗を説明しました。
吳・署長は、事件後、4月29日以降、コストコが輸入した冷凍ベリーの全てを国境で一括検査していたところ、5月1日に冷凍ブルーベリーからもA型肝炎ウイルスが検出されたため、3日よりコストコの冷凍ベリーの輸入を停止。また、5日にはコストコの全ての冷凍ベリーを回収し、ランダムに検査を行い59件中、11件が陰性、残りは検査中であると説明しました。
原産国の異なる冷凍ベリーからA型肝炎ウイルスが検出されたことを受け、吳・署長は、コストコに対して、調査・改善報告書の提出を求め、10日を期限としています。
また、高雄市は「食品安全衛生管理法」に基づき、750万台湾元(日本円およそ3300万円)の罰金を科し、不合格製品は法に基づき没収・廃棄しました。
なお、事件発覚から10日以上経過して記者会見が行われたことも批判を浴びるきっかけとなっていますが、吳・署長は、この事件を受け、食品薬物管理署ではオフィシャルサイトに特設コーナーを設け、毎日回収件数や報告件数を発表するとともに、毎週水曜日に定例記者会見を開き、食品問題について説明すると話し、王・次長も、この件はとても複雑であることから、関連情報の整理に時間を要したと説明。今後、もし社会的に懸念される食品安全事件が発生した場合、通常の記者会見に加え、食品薬物管理署も追加で記者会見を行い、社会的な懸念を払拭していく予定だと述べました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)