頼清徳・副総統は3日午前、総統府で台湾を訪問している日本の自民党副幹事長を務める坂本哲志・衆議院議員率いる熊本の議員団の表敬訪問を受けました。頼・副総統はまず、台南市も熊本県も共に大地震に見舞われた経験があり、双方が困ったときに支え合ってきたことに触れました。また、新型コロナのパンデミックの際、日本から贈られたワクチンが台湾の危機を乗り越える助けとなったことに感謝を述べました。
また、ファウンドリー世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)が熊本を工場建設の立地に選んでいることから、頼・副総統も、台南市長時代に、TSMCの南科への工場建設を実現するために、土地や水、人材などの問題を解決した経験や努力について紹介しました。そして、TSMCの進出が台南の産業と経済発展をもたらし、非常に多くの高収入の雇用機会を生み出したと語りました。
他にも、台南の国際社会での知名度を上げ、多くの海外のメーカーも投資するようになったと話し、TSMCの熊本への投資が、台湾と日本の経済・貿易協力の機関車となり、他の産業での更なる協力や観光交流をもたらすことを期待していると述べたほか、TSMCの日本への投資の深い意義も指摘しました。
坂本議員は挨拶の際、TSMCの熊本工場の準備は順調であり、これによって既に80の川上・川下の関連産業が熊本に工場を構えていると紹介。また、今後、台湾から600名以上の従業員とその家族が熊本に移住するため、日本政府と熊本県が協力して、住宅やインターナショナルスクール、中国語が話せる病院などを建設し、熊本での仕事と生活をより快適にしてもらえるようにしたいと話しました。
坂本議員率いる訪問団一行は、2日には、立法院の游錫堃・院長、交通部民用航空局の林國顯・局長にもそれぞれ訪問しています。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)