立法院外交及び国防委員会は6日、国防部、国家安全局(略称:国安局)、外交部などを招いて「地政学におけるアメリカと台湾の軍事・外交協力深化の現状と、国家安全保障へのその影響に対する検討」について報告させ、質疑に答えさせました。
中国海軍の空母・山東をはじめとした艦隊がバシー海峡を通過し、台湾南東の海域を航行したことについて、与野党の立法委員から、こうした中国の巡航作戦は、台湾海峡の中間線を曖昧にする試みである可能性が高く、一方的に台湾海峡の管轄権を主張しているものだとの見解が寄せられました。
国防部の邱国正・部長は、中国側の巡航は中国が一方的にしていた管轄海域である。常態化するかしないかに関わらず、国軍は常に一分の隙も無く構え、台湾海峡中間線の維持に気を緩めることはないと強調しました。
邱・国防部長は、中国側は、24カイリはあたかも存在しないかのように、台湾海峡の中間線は存在していないかのように一方的に述べているが、我々は常に中間線を守るための行動を行っている。何か起きれば常に対処できるよう行動をとると強調しました。
国防部は5日、中国海軍の空母「山東」が率いる複数の中国の艦船が、台湾とフィリピンを隔てるバシー海峡を通過した映像を公開し、台湾海峡周辺の軍事展開を引き続き注視していくと強調しました。
邱・国防部長は、インタビューに対し、これまで空母「山東」は20回以上航行しているが、初めて南シナ海に出たことから国軍は特に注意して状況を見守っているとし、現段階では、訓練の一環と判断しているが、蔡・総統とマッカーシーアメリカ下院議長との会談が行われたばかりであり、国軍はいつでも対応できるようにすでにいくつかの可能性を検討していると述べました。
マッカーシー議長は、蔡・総統との会談後、台湾への武器売却の継続、台湾との経済および貿易交流の強化、自由で民主的な台湾への支持継続という3 つの主要な優先事項をまとめました。それに対して、邱・国防部長は、国家安全保障に有益な武器、装備、または情報の交換を歓迎すると表明、武器の供与が今後よりスムーズになることに期待しているとしつつも、これはアメリカへの依存を意味するものではなく、台湾も自ら戦備を強化すると述べました。
(編集:岩口敬子/王淑卿)