「民主主義パートナー共栄の旅」を行っている蔡英文・総統は、中米の国交国、グアテマラとベリーズの訪問を終え、アメリカ西部時間の4日午後7時45分、ロサンゼルスに到着しました。空港では、蕭美琴・駐米代表やアメリカの対台湾窓口機関である、アメリカ在台協会(AIT)のローラ・ローゼンバーガー(Laura Rosenberger)理事長からの出迎えを受け、現地の台湾出身者らからも歓迎を受けました。
蔡・総統は、ロサンゼルスでは2泊3日の日程でトランジットのため滞在し、予定では、アメリカ西部時間5日午前にケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)アメリカ下院議長と会談します。
総統府の張惇涵・副秘書長によりますと、蔡・総統はアメリカ西部時間の5日午前10時にカリフォルニア州のロナルド・レーガン記念図書館(Ronald Reagan Presidential Library)でマッカーシー下院議長と面会し、党を越えたアメリカ議会の議員らも参加して集合写真の撮影を終えた後、非公開での会談を予定しています。また会談後、予定では正午に蔡・総統とマッカーシー下院議長がそれぞれに会談の内容について発言し、2人で昼食を取った後、蔡・総統は現場を離れる予定です。
張・副秘書長は、中華民国台湾の総統がアメリカを経由するのは自然な事であり、過去の総統が経由した際にも、アメリカの議員らと互いに交流をすることが慣例となっている。時には電話で交流することもある。今回、アメリカで下院議長と直接会うことができるという貴重な機会だと語りました。
張・副秘書長は、「今回のマッカーシー下院議長やアメリカ議会の党を越えた議員の皆さんとの直接会っての交流を通して、民主主義パートナーの友情がカリフォルニアの天候同様に熱く、民主と自由の光はカリフォルニアの太陽のように明るく輝くと信じている」と話しました。
また、張・副秘書長は、蔡・総統が経由のためニューヨークに滞在していた期間、アメリカ東部時間の3月30日には下院のハキーム・ジェフリーズ(Hakeem Jeffries)党首と面会、翌31日にニューヨークを離れる前には、共和党のダン・サリバン(Dan Sulllivan)議員、ジョニー・アーンスト(Joni Ernst)議員、民主党のマーク・ケリー(Mark Kelly)議員の、党派を越えた3名の上院議員と朝食会を行ったことを明らかにしました。
そして、蔡・総統が会談で4つの重要なメッセージとして、まず、アメリカでのトランジット期間に受けた支援と手配への感謝。そして、バイデン大統領就任以来、具体的な行動で台湾を支持し続けてくれていること、アメリカの上下院の議員の党派を超えた支援によって、台湾とアメリカが、共に多くの困難を乗り越えてきたことへの感謝。また、アメリカの各界の台湾への支持が、台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定に対して多くの理念の近い国々の共通の関心を高めることとなったこと。そして最後に、台湾は今後も重要かつ信頼できる経済・貿易パートナーであり続けることを強調し、理念の近い国々と共に、民主主義の強靭なグローバルサプライチェーンを構築し、コロナ後の経済の回復に積極的に貢献するために努力すると述べたと話しました。
なお、サリバン議員は2021年6月、台湾で新型コロナの感染拡大が深刻だった時に台湾を訪れ、アメリカが台湾にワクチン援助をすることを発表したことから、蔡・総統はこの機会に、台湾の人々が世界的な疫病との戦いの中、台湾は孤独ではないと感じさせてくれたと、改めて感謝の言葉を述べました。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)