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馬・前総統が中国訪問へ、総統府=馬・前総統の先祖供養計画を尊重

  • 20 March, 2023
  • 風間 南
馬・前総統が中国訪問へ、総統府=馬・前総統の先祖供養計画を尊重
総統府の林・報道官(写真)は20日、20日朝、馬英九・前総統から中国への訪問報告があったと明かした。総統府は馬・前総統の先祖供養の計画を尊重し、予定を確認した上で、関連部署に必要な場合は支援を行うよう要請する。(写真:総統府報道官FBページより)

総統府の林聿禅・報道官は20日、20日朝、馬英九・前総統から中国への訪問報告があったと明かしました。

「国家機密保護法」の規定による出国規制期間が満了していたため、総統府は馬・前総統の先祖供養の計画を尊重し、予定を確認した上で、関連部署に必要な場合は支援を行うよう要請するということです。

「国家機密保護法」とは、公務員などの出国について、機密の漏洩を防ぐため、退任から3年間は許可制、それ以降は報告制と定めています。2019年に、馬・前総統や呉敦義・前副総統に対しての制限期間は、さらに2年間延長されました。

林・報道官は、ロシアによるウクライナ侵攻や、中国が台湾海峡をはじめインド太平洋周辺で軍事拡張を進めているこの敏感な時期に、馬・氏が前総統として、中国および世界に対し国益と国民感情に沿った行動をし、台湾の民主主義と自由の価値、そして台湾・中国の交流の対等・尊厳を示すことを期待すると述べました。

退任した総統が中国を訪れるのは初めてです。

馬・前総統は、3月27日から4月7日に、南京、武漢、長沙、重慶、上海を訪れる予定です。

先祖供養のほか、馬英九基金会「大九学堂」の学生ら30人を率いて、上海の復旦大学や武漢大学、湖南大学で中国の学生らと交流します。

また、辛亥革命および抗日戦争に関する史跡を訪れ、若者らに戦争の歴史や、平和の大切さを学んでもらうということです。

馬英九基金会の蕭旭岑・執行長は20日、総統府に申請を行ったと説明しました。

そして、今回は北京を訪れる予定はないと強調し、中国側は敬意をもって、安全に礼遇するだろうとしました。

また、台湾・中国情勢は緊張が高まっており、国際情勢も複雑になっている近年、馬・前総統は交流・対話を通して互いに善意を示すことを望んでいると強調しました。

蕭・執行長は「現在国際情勢はさらに複雑になっている。台湾・中国の緩和と平和のためにできることがあれば、馬・前総統に義務があると考える。今回、若者らを連れて交流する。若者が交流すればするほど、雰囲気も緩むのではないか、誰もが同意すると思う。台湾・中国の最大の問題は、人々の敵意が高まっていることだ。」と述べました。

蔡英文・総統も今月末中米を訪問するため、アメリカを通過します。

馬・前総統の中国訪問のタイミングと重なることで、政治的配慮があるのではとの憶測があります。

これについて蕭・執行長は、馬・前総統の出国規制期間は蔡・政権によって2021年まで延長されていたと強調。

その後新型コロナウイルスが流行したため、訪問が遅れたとしています。

今年は新型コロナ流行が落ちつき、中国でのロックダウンも解除されました。

馬・前総統は73歳を目前に、先祖を弔うために中国訪問を決めたということです。

なお、行程は旧正月前に決定しており、蔡・総統の外遊とは関係がないとしています。

(編集:風間みなみ/許芳瑋)

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