国立故宮博物院の翠玉白菜などの三つの宝物をはじめとする国立故宮博物院の国宝級レベルの収蔵品数千点のオリジナルデジタル画像が漏洩された問題に注目が集まっています。
台湾の週刊誌の報道によりますと、国立故宮博物院の助理研究員がこれらの資料をファイリングした際、それを個人用のコンピューターに入れ、そのコンピューターがハッキングされ、オリジナルデジタル画像が中国のハッカーに盗まれました。これらのデジタル画像は中国のサイトで安く売られ、または無料でダウンロードできるようになっています。
最大野党・国民党の立法委員は14日、このことについて強い懸念を示し、答弁に立った行政院の陳建仁・院長も事件の発生を認めました。
国立故宮博物院の黄永泰・副院長は、立法院が国立故宮博物院に対して600万画素以下の画像40万枚の公開を要求した。担当者はそれを加速させるため、自ら開発したプログラムを使い、それを公開されたデジタルアーカイブシステムに入れて関連作業を行ったため、今回の漏洩事件になったと説明しました。
なお、国立故宮博物院によりますと、昨年6月の事件発生を受け、国立故宮博物院は昨年末に所蔵品の高い画素数の画像の自動的なアップロード、ダウンロード、ファイルの転換システムを構築しました。すべてのデータのダウンロードなどは密閉された内部の保存設備で機械によって自動的に行われていることから、人為的なミスによる画像の外部への流出を避けることができるということです。