司法院を構成する15人の大法官のうち、4人が9月30日で任期満了となることから、蔡英文・総統はこのほど、頼清徳・副総統を招集人とし、総統を補佐して、4人の大法官を選出する「司法院大法官指名・推薦審査チーム」の設立を承認。チームは8日午前、総統府で第1回の会議を行いました。
会議には蔡・総統自らも出席し、メンバー全員に辞令を手渡しました。
蔡・総統は挨拶の際、9月末に4人の大法官が退任する。今日の会議は、国家の憲政体制が円滑に運営され、大法官の任期がスムーズに引き継がれるよう、選出プロセスにおいて重要な第一歩であると語り、委員のメンバー全員に今回の選出プロセス参加への感謝を述べるとともに、メンバーの法曹界での専門知識や経験を借りて、共にこの重大な任務を推進していきたいと話しました。
また、大法官は憲政の守護者であり、人権の保護者でもある。大法官の憲法解釈権は、国家の重要な憲政機能であり、台湾の民主・立憲政治の発展に大きな影響を与えるものであると語りました。
また、2022年1月に「憲法訴訟法」が施行された後、大法官の憲法解釈という任務はさらに新たな段階へと入り、憲法訴訟制度の円滑な運営も大法官の協力に頼っていると指摘しました。
蔡・総統は、「大法官による憲法法廷は、昨年は20件の判決を下し、プライバシー情報の保護、訴訟権、原住民族アイデンティティの権利など、指標となる案件の憲法上の問題を明らかにした。これらの重要な判決も、人々の大法官による司法権の行使に対する信頼を高め続けている」と語りました。
蔡・総統はメンバーに対し、人材を確保し、各界の意見を聞き、社会のために最も専門的で優れた大法官に適した新たな人材を選出し、立法院に諮問して承認を得るよう要請しました。
委員会のメンバーには、招集人の頼・副総統の他、司法院 元院長の翁岳生氏、賴英照氏、元大法官の林子儀氏、万国法律事務所を設立した范光群氏、輔仁大学法学院 元名誉講座教授の劉初枝氏が名を連ねています。
なお、大法官の選出には自薦他薦を問わず社会一般に公開する予定です。
(編集:中野理絵/岩口敬子/王淑卿)