蔡英文・総統は6日、総統府でスイス連邦議会の親台湾派グループによる訪問団の表敬訪問を受けました。
訪問団は、親台湾派グループ代表で社会民主党のファビアン・モリーナ(Fabian Molina)下院議員、緑の党のニコラス・ウォルダー(Nicolas Walder)下院議員に率いられ、5日から10日まで台湾に滞在しています。
親台湾派グループが超党派議員の訪問団を台湾に派遣するのは初めてだということです。
蔡・総統は挨拶で、台湾とスイスの関係はますます緊密になっていると話しました。
台湾問題はスイス議会で重視されており、親台湾派グループメンバーは重要な台湾友好法案を提出したのみならず、二国間交流拡大を呼びかけていると指摘。
また、台湾の国際的な組織への参加を支持する書簡にも共同で署名したことに感謝しました。
そして、今後も経済貿易および民主主義など各分野における協力を強化することを期待すると述べました。
蔡・総統は「台湾とスイスは理念の近いパートナーだ。民主主義、自由という価値観を共有している。どちらも対外貿易を重視する国家であり、産業発展において補完的な強みがある。我々は台湾とスイスが引き続き経済貿易関係を深化させ、共同で民主的なサプライチェーンの安全を守っていくことを期待する。また、フェイクニュース、インターネットセキュリティ強化など各分野において協力を強化することも期待する。」と述べました。
モリーナ議員は、スイス議会親台湾派グループは2021年、スイス政府に対し、ビジネス、政治、科学および文化の分野において、いかに台湾との関係を強化できるか検討するよう要請したと述べました。
今回の台湾訪問は、良い結果を求めるためのものだということです。
また、スイスは2023年~2024年、国連安全保障理事国の非常任理事国となります。
モリーナ議員は、この責任と精神のもと台湾を訪れており、平和的な対話のみが台湾と中華人民共和国の意見の相違を解決することができると強調しました。
ウォルダー議員は、親台湾派グループはスイス政府に対し、台湾とスイスの協力・交流に関する報告書を提出するよう要請したと明らかにしました。
この報告書を基に、いわゆる経済連携協定の締結など、二国間関係の強化を求めるということです。
スイスはまた、国際的な影響力をもって、世界保健機関など国際組織への台湾の緊密な参加を提唱するということです。
ウォルダー議員もまた、ロシアおよび中国の行為は世界平和に影響を与えていると指摘しました。
これらの脅威に直面し、民主主義、自由、正義の価値を共有し、対話、経済および文化交流を受け入れる国家とさらに緊密な関係を築くべきだとしました。
この中には台湾も含まれており、親台湾派グループはあらゆる機会を利用し、台湾とスイスの関係を強化し、台湾が民主主義体制を維持することを支援すると述べました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)