蔡英文・総統が27日の記者会見で陳建仁・前副総統が蘇貞昌・行政院長の後を受け継いで新行政院長になることを正式に発表しました。
蔡・総統は、新内閣が温かくて強靭な内閣になるよう期待を寄せると共に、四つの任務を与えました。
蔡・総統はあいさつの中で、まず現職の蘇貞昌・行政院長が4年前、最も困難な時期に重責を背負って行政院長になったことに感謝。困難な時期、蘇貞昌・行政院長率いる内閣はいずれも全力を尽くして国家の安定を確保する重要な力となっている。困難な政策の策定に際しては蘇貞昌・行政院長は常に自分を支持する最も大きな力の役割を果たしていると評価しました。
蔡・総統はまた、自分のために第一線で大きなプレッシャーを受けている蘇・行政院長は最も決断力があり、最も執行力もある、力のある行政院長だと称え、蘇・院長に深く感謝しました。
蔡・総統はさらに、蘇・院長は昨年11月に行われた統一地方選挙後、数回にわたって辞意を表明した。蘇・院長はすでに重要な歴史的な使命を果たしたため、蘇・院長の決定を尊重すると説明。その後を受け継ぐ新行政院長として陳建仁・前副総統を指名する。陳・前副総統は、蘇・行政院長が築いた基礎の上で、台湾の次の世代の生活、インフラ建設、科学技術の発展が新たな段階に向かってまい進できるよう、ポストコロナ時代の台湾の経済回復を導いていくと期待を寄せました。
蔡・総統は、2023年は挑戦に満ちる年だとし、陳建仁・前副総統は現段階最適の人選だと紹介しました。
蔡・総統は、「次から次へとやってくる挑戦に直面する中、台湾が末永い安定を図るには、この一年は非常に重要だ。新内閣は『暖かくて強靭な内閣』であることを期待している。陳・前副総統の温かさ、無我、献身的な精神は、コロナ禍後、社会を癒し、人々の生活の世話をし、一致団結して国家を建設する最適な行政院長の人選だ」と、陳建仁氏を指名する原因を説明しました。
蔡・総統は、新内閣に四つの任務を与えました。この四つの任務とは次の通りです。
第一に、段階を追って各種の防疫対策を検討していくこと。それによって国民の生活をより開放的で正常化の方向に向かって改善していきます。社会を癒すと共に、コロナ禍後の新生活に向かってもまい進していきます。
第二に、社会のケアシステムを全面的に検討すること。世界的な経済情勢の変化と世界的なインフレの影響を受ける中、人民の負担を軽減させ、民心の安定を図るほか、人々の生活の世話も全面的に乗り出さなければなりません。
第三に、国家建設の高度化を継続すること。農家と漁村のインフラ建設を全面的に改善すると共に、中小企業の体質を強化し、従来型産業のレベルアップと革新を図り、低炭素化、スマート化、モジュール化の目標を達成するよう協力し、台湾の次の10年の農村生活と産業発展のために、より将来性と強靭性のある一里塚を築きます。
第四に、「6大核心戦略産業」を引き続き推進して全世界のサプライチェーンにおける台湾の重要な地位を確保すること。蔡・総統は経済の強靭化を図ることに期待を示すと共に、「6大核心戦略産業」の基礎の上で台湾の半導体産業の優勢を保ち、台湾の次の世代の科学技術の研究開発のためにさらに競争力のある体質を作り、全世界のサプライチェーンにおける台湾の重要な地位をさらに強固なものにし、産業を発展させるためのエネルギーと経済全体の安全と安定を保つことにも意気込みを見せました。