アメリカ連邦議会のトッド・ヤング上院議員(共和党)が16日から18日まで台湾を訪問しています。ヤング上院議員は、アメリカ連邦議会上院外交委員会の小委員会「近東・南アジア・中央アジア及び対テロリズム」の筆頭委員であり、商業委員会、財政委員会、中小企業委員会などのメンバーでもあります。
蔡英文・総統は17日午前、ヤング議員の表敬訪問を受けた際、アメリカ連邦議会が新たな会期が始まったばかりのこのタイミングに、ヤング議員が台湾を訪れることは、台湾への重視と友好の表れだとし、歓迎を示しました。
蔡・総統によりますと、ヤング議員は、アメリカの議会における台湾の強い後ろ盾だ。長きにわたって台湾による国際社会への参与を支持し、台湾とアメリカとの経済・貿易関係の深化にも尽力している。ヤング議員が代表するインディアナ州も台湾と深い関係にある。インディアナ州は台湾と姉妹関係を結んだアメリカの初めての州であると共に、近年、双方は半導体分野の教育と研究開発においても協力関係を結んでいるということです。
蔡・総統は、ヤング議員は、アメリカにおける半導体の国内生産を支援する「CHIPS and Science Act(CHIPS法)」の立法化を実現した功労者の一人だと紹介、台湾とアメリカは、関連分野でより多くの協力関係が結ばれるよう期待を寄せました。
蔡・総統は、権威主義の拡張とコロナ禍後の経済の挑戦に直面する中、台湾、アメリカ、そして全世界の経済の発展のため、台湾は今後も半導体産業のパワーを活かして理念の近いパートナーと「民主主義のチップ」の持続的な産業サプライチェーンを構築していく決意を示しました。
ヤング議員は、あいさつの中で、台湾を訪問するのは、初めてだ。今回の台湾訪問は、アメリカ議会の共和党も民主党も台米関係を引き続き支持、強化していく共通認識を持っていることを示すためだとし、今回の訪問を通じて台米間はいかにして科学、貿易、商業の交流をさらに強化していくか、より多くのチップを生産するか、双方のためにより多くのつながりを作るかを知りたいと説明しました。
ヤング議員は、蔡・総統と、いかにして台湾と共に、アメリカの「CHIPS法」を確実に執行していくかについて意見交換すると共に、二重課税回避協定の締結、および台湾とアメリカの軍事面における協力関係の強化についても話し合いたいと述べました。