台湾の国会に当たる、立法院の游錫堃(ゆう・しゃっこん)・院長(国会議長)が11日、スペイン下院保健委員会の委員長を務めるローザ・ロメロ・サンチェス(Rosa Romero Sánchez)議員率いる訪問団一行の表敬訪問を受けました。スペインの国会議員訪問団による台湾訪問は、2019年11月以来のことです。
游錫堃・院長はあいさつの中で、スペインは397年前、かつて台湾北部を支配したことがあり、古跡、紅毛城(サント・ドミンゴ城)を残したことに触れ、両国は歴史上において深いゆかりがあるほか、権威主義から民主主義へと、民主化のプロセスを経たことがあると指摘しました。
游・立法院長は、両国が共に権威主義の統治を経たことがあったため、民主主義の価値を格別に重視しているとし、次のように述べました。
游・院長は、「貴国の台湾に対する支持に重ねて感謝を述べたい。台湾とスペインは共に自由と民主主義という普遍的価値を共有しており、397年前のご縁もあった。両国は今後も協力関係と交流をさらに深め、国際社会の平和のためにさらに貢献できるよう期待している」と話しました。
なお、サンチェス委員長によりますと、スペイン下院外交委員会が昨年10月6日に可決した「台湾海峡の緊張情勢」に関する声明文は、中華民国(台湾)とスペインの国交断絶後50年間で、スペイン国会が台湾に友好的な声明を初めて書面形式で正式に可決したものです。この声明文は、台湾と中国が建設的な対話を通じて両岸問題を解決してほしいという、スペインの態度を示しているということです。