立法院内政委員会で26日、台湾で対中国大陸事務を担う政府機関「行政院大陸委員会」の邱太三・主任委員、台湾の対中国大陸窓口機関である海峡交流基金会、内政部、衛生福利部などが「小三通および春節帰省の運輸と防疫に関連する状況」について報告しました。
小三通は台湾の離島と中国大陸沿岸部との局地的な「通航、通商、通信」のこと、春節はいわゆる旧正月のことです。
邱・主任委員は、報告の際、金門・馬祖地区の人々の春節シーズンの交通案の評価について明かしました。
小三通の再開は個人の経済的利益と交通の便利さだけではなく、ほかの人の生命と健康の権益にも関係しているとし、さらに重要なのは社会医療と防疫という公共の安全に関わっているということであるとしました。
これは大陸委員会が関連する計画を進める上で行わなければならない難しい解決方法だとしました。
行政院は先週、金門・馬祖地区の人々の春節シーズンの交通案を採決しました。
金門・馬祖地区の人々、および、台湾人の中国大陸の配偶者だけの利用を認めましたが、中国で事業展開している台湾系ビジネスマンと、中国大陸にいる台湾人留学生による金門、馬祖経由の台湾への帰省を許可していません。
邱・主任委員は、金門・馬祖の医療体制には限界があるため、金門・馬祖経由での帰省を許可することなどの不確定要素で新型コロナウイルス感染のリスクが大幅に高まるとし、各首長の考えを世論・民意とみなし、当面は金門・馬祖に住む人々の親族と中国籍の配偶者のみを対象としたとしました。
そして、この方案発表後も特定の政治家、メディア、著名人が悪意を持って批判し、政府の意図を見誤った中途半端なものだと考えている人もいるとしました。
邱・主任委員は、各分野、金門・馬祖地区の人々の健康と民意を尊重するべきで、感染のリスクを考えると、小三通の再開を段階的に推進することが最善の方法だと強調しました。
邱・主任委員は「春節案は今後の運行再開の出発点だ。今回失敗すれば再開がさらに難しくなる恐れがある。今回の案の評価と検討は、正解・不正解ではない。危険で絶え間なく変化する新型コロナ流行のリスクに直面したときに行うべき政策で価値の選択だ。率直に言って、人間性に共感できるかどうかも検討する。」と述べました。
邱・主任委員は、中国で白紙運動後に新型コロナに関する規制が緩和された後、多くの火葬場が24時間稼動し、病院も大勢の人で混雑し、薬を買うための長い列ができていると報道されていると述べ、われわれも慎重に対応しなければならないと述べました。
衛生福利部の正確な試算のおかげで、大陸委員会は科学的根拠のある具体的な予測を行うことができているとしました。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の王必勝・指揮官は、金門・馬祖の医療、防疫には限界があり、自分のことだけではなく他人のことも考えてほしいと述べました。
そして、衛生福利部は引き続き、新型コロナウイルス 変異株の特徴、ワクチン接種率、薬品や医療体制の状況を見極め、国際的な開放状況と同様に地域の防疫安全を守るため、防疫措置とワクチン接種政策をタイムリーに調整するとしました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)