行政院の沈榮津・副院長(写真)は12日、台北市電腦公會會員大會(タイペイ・コンピュータ・アソシエーション)の総会で講演し、「ファウンドリー世界最大手・台湾積体電路製造(TSMC)がアメリカで生産を行うことに、台湾の半導体産業が空洞化する恐れがあるとの意見があるが、実際はこれにより台湾の半導体産業の実力がさらに伸び、空洞化することはあり得ない」と述べました。
沈・副院長はTSMCがアメリカに工場を建設しても、80パーセント以上の生産能力は台湾に残り、2ナノメートルは将来、新竹に4工場、台中に4工場、1ナノメートルは龍潭工場と、先端の製造工程はすべて台湾に残ると述べています。
沈・副院長はさらに、日本では顧客であるソニー、トヨタと協力しており、TSMCのアメリカ工場が台湾半導体の空洞化を招くとすれば、オランダの半導体メーカー・ASMLの台湾進出も彼らの空洞化を招く。アメリカのマイクロンでさえ、台湾の半導体産業の競争優位はまだ20年あると発言しているが、台湾の産業界は傲慢になってはいけない。台湾の半導体産業の発展支援のため、政府は土地、水、人材を提供し、半導体研究所を設立し、先端技術の製造工程は台湾に残さなければならないと述べました。
(編集:本村大資/王淑卿)