トルコ・ラジオ・テレビ協会(Türkiye Radyo Televizyon Kurumu / TRT)に所属する、国際ニュースを伝える英語チャンネルTRT Worldが主催する二日目の専門家による円卓会議で、参会者は、「アメリカの台湾に対する防衛策がますますはっきりするようになるか」について議論を行いました。
席上、台湾、アメリカ、中国の議題に高い関心が寄せられ、トルコにとって特に外交上の意義のある会議となりました。会議に招かれた台湾の国立政治大学社会科学院の蔡中民・副院長は、トルコの外交政策がアジアに転向すると分析しています。
蔡中民・副院長によりますと、トルコはこれまで、台湾の議題について討論を行うのが非常にまれなことです。今回の会議は、トルコの外交政策は、アジアへと方向を転換することを意味します。このことからも台湾、アメリカ、中国の関係は、東アジアの政治全体にとって非常に重要だということがうかがえます。トルコ政府にとって東に目を向ければ、台湾、アメリカ、中国の関係は、まず関心を払わなければならない議題になっているということです。
一方、アメリカのシンクタンク、「研究者のためのウッドロウ・ウィルソン国際センター (Woodrow Wilson International Center for Scholars)」のMichael Kugelman所長と、デンバー大学ジョセフ・コーベル国際研究大学院の趙穗生主任も招かれて同会議に参加し、アメリカがあいまい戦略を見直した原因について議論を行いました。
台湾が中国と対話する可能性についてMichael Kugelman所長は、可能性は大きくないとの見方を示しました。
台湾、アメリカ、中国三者関係について議論する際、よく触れられた中国による台湾侵攻には時間表があるかどうかという問題について趙穗生主任は、はっきりした時間表はないが、曖昧模糊な時間表があるとの見方を示しました。アメリカと台湾が中国のレッドラインに触れたら、中国が侵略行為を行う。中国の政治指導者、習近平氏が台湾の統一を中国の夢を実現する時間表に入れたら、最終的な時間表になると述べ、曖昧模糊のように見えるが、実は非常にはっきりしているとの見解を示しました。