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蘇・行政院長が統一地方選挙での引責辞任申し出も、蔡・総統が慰留

  • 28 November, 2022
  • 風間 南
蘇・行政院長が統一地方選挙での引責辞任申し出も、蔡・総統が慰留
26日に行われた統一地方選挙で、与党・民進党は21の県・市で確保できたのは5首長のみという結果となり、結党以来の最低を記録した。蔡英文・総統は26日夜9時10分に行った記者会見で兼務する民新党党首を引責辞任すると発表した。同じく辞任を申し出た行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相、写真右二)が慰留されたことに具疑問の声が上がっている。(写真:行政院提供)

 26日に行われた統一地方選挙で、与党・民進党は21の県・市で確保できたのは5首長のみという結果となり、結党以来の最低を記録しました。

 民進党の党首である主席を兼務する蔡英文・総統は26日夜9時10分に行った記者会見で党首を引責辞任すると発表しました。行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)も辞任を申し出ましたが、慰留されました。

 しかし、これに対し批判の声が上がり、民進党内部からも疑問の声が上がっています。

 また、内閣改造が近々全面的または部分的に行われる可能性もあるという情報もあります。今回の選挙に伴い退任する、または今回の選挙で落選した、鄭文燦・氏、潘孟安・氏、林右昌・氏、林佳龍・氏らの入閣が取りざたされています。

 蘇・院長は28日、選挙後初めてメディアの取材を受けました。今回の結果について、民進党はこの結果を真摯に受け止め、国民の思いに答えるべくしっかりと反省しなければならないと話すにとどめました。

 運営陣も自分の役割に徹し、より良い成果を出していくとしています。

 蘇・院長は「私は与党の一員として、すぐに総統に辞任を申し出た。しかし総統は国内外で急速に変化する情勢に直面している、我々はそれらを注視し変化にいつでも対応できるようにしなければならない、自分のすべきことを果たすべきだと指摘した。まだやるべきことが数多くある。これらに対応すると同時により良い結果を得るためには、決して気を抜くことはできない。」と述べました。

 民進党は、台湾南部の台南市、高雄市など大都市の首長を確保しました。農業県である台湾東部 屏東県でも勝利していますが、野党・国民党との差はわずか1万票となっています。

 国民党は過去25年で最も多い得票数を記録しましたが、国民党の候補者は現地の裁判所に得票数の数え直しに関する訴えを提出しました。

 民進党の選挙大敗に関する検討によりますと、ハタを使用した学校給食、鶏卵の価格、中国による農水産物輸入禁止措置などが解決していないことなど、農業委員会の政策に多くの欠点があったため、台湾南部での得票数につながらなかったとされているということです。

 農業委員会の陳吉仲・主任委員は28日、自分自身がこの地位に留まるかは重要ではなく、この仕事を続ける限り、毎日、きちんと行われてこなかった農業政策を深く見直し、農家の収入の大幅増加につなげたいと述べました。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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