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蔡英文・総統、民主主義国の連携強化呼びかけ

  • 17 November, 2022
  • 岩口 敬子
蔡英文・総統、民主主義国の連携強化呼びかけ
蔡英文・総統は16日、16日夜(米中部時間16日午前)、「全米民主主義基金(National Endowment for Democracy,NED)」の招きに応じて、「The Struggle for Freedom」(自由のための奮闘)シンポジウムに約10分間のビデオメッセージを寄せ、台湾が権威主義の時代から民主主義の時代へと邁進してきた経験を紹介した。台湾の経験の共有によってほかの国々がより効果的に権威主義に対抗できるよう協力するのが狙い。(写真:CNA)

蔡英文・総統は16日、アメリカのシンクタンクのイベントで演説し、台湾が30年前に民主主義を勝ち取った経験を振り返り、権威主義の新たな脅威に直面する中、他の国々がより効果的に権威主義と戦うよう、台湾の経験を共有したいと表明すると共に、世界の民主主義国同盟を強化して国際社会の利益を守るよう呼びかけています。

蔡・総統が16日夜(米中部時間16日午前)、「全米民主主義基金(National Endowment for Democracy,NED)」の招きに応じて、「The Struggle for Freedom」(自由のための奮闘)シンポジウムに約10分間のビデオメッセージを寄せた。このシンポジウムは、「ジョージW.ブッシュ・プレジデンシャル・センター(George W. Bush Presidential Center)」、国際人権団体の「フリーダムハウス(Freedom House)」が15日と16日、米テキサス州ダラスで共同開催したものです。

蔡・総統は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる経済や健康への影響に全世界が取り組んでいる中、多くの国々で政情不安がさらなる課題をもたらしており、独裁政権が民主制度を弱体化させ、人権やシビックスペース(市民社会スペース)を侵害することを無視することはできないと語りました。

蔡・総統はまた、ロシアの一方的なウクライナ侵攻を例に、この戦争は、独裁政権が代償を惜しまず、拡張主義という目標を達成しようとすることを証明しているとし、台湾の人々は残念ながらこのような侵略に非常に詳しいと語りました。

蔡・総統は、約30年前、台湾の人々が戒厳令の解除のために街頭で戦い、政治的、社会的権力を要求し、民主化を提唱したことについて、この奮闘の中核となるものは、民主の抱擁であり、つまり台湾人のこの数十年間の権威主義統治を経験したうえでの努力と奮闘による選択である。台湾人はこの道を選んだ限り、もう後戻りすることはないと語りました。

蔡・総統はさらに、現在の権威主義による脅威にも言及し、中国による日常的な軍事的脅迫、グレーゾーン作戦、影響力工作、そしてサイバー攻撃や経済的強制は、台湾の人々に疑いの種をまき、長い間、努力して得た民主的な生活様式が失われるかもしれないという思いにさせているが、 相次ぐ脅威に直面しても、台湾の人々は冷静に向き合い続け、自らの技術や専門知識を活かして権威主義の介入に決して退くことはないと強調しました。

蔡・総統は、台湾にとって民主主義は人々を団結させる基本的価値であるだけでなく、大きな課題に対処するための重要な資産でもある。今、台湾はその経験を世界と共有し、民主主義がより効果的に危機に対応し、権威主義の脅威に対抗できるとし、世界の民主主義国同盟を強化して国際社会の利益を共に守っていこうと呼びかけています。

(編集:岩口敬子/王淑卿)

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