台北市立動物園で飼育されているジャイアントパンダ、オスの「団団(トゥアントゥアン)」が先ごろ、てんかんが発作したことから、頭部MRI検査を受け、悪性腫瘍にかかった可能性が指摘されています。台北市立動物園は「団団」の苦痛を軽減させるため、緩和ケアをとる方針を固めると共に、ほかの治療方法も模索しています。
台北市立動物園動物部の王怡敏・部長が28日に発表したところによりますと、動物園側は、中国ジャイアントパンダ保護研究センターとオンラインで「団団」の頭部MRI検査の映像を討論しており、みんな「団団」のことに高い関心を払っています。現在、「団団」の病状は安定していますが、このまま安定を保つことができるかどうかが分かりません。脳腫瘍の可能性が高いため、緩和ケアを中心としています。このタイミング、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの専門家が台湾に来るのが最適です。今月に入ってから同センターはすでに二回も台湾に専門家を派遣する意向を表明しました。
王怡敏・部長は、中国大陸側とオンラインで討論を行っている。我々は中国大陸の関係者の台湾訪問をジャイアントパンダ「団団」に対する関心と位置付けている。「団団」と「円円」は中国ジャイアントパンダ保護研究センターからやってきたジャイアントパンダなので、同センターの関係者が見に来るのも当たり前のことだと説明しました。
動物園側は、対中国大陸政策を担う、行政院大陸委員会のサポートを得ながら、行政院農業委員会(日本の農水省に相当)を通して個別案件として申請を行っています。この申請案が認められれば、中国大陸の専門家2人は、台湾にきて、七日間滞在する予定です。
なお、今年18歳の「団団(トゥアントゥアン)」とメスの「円円(ユエンユエン)」は、中国大陸との関係が比較的良好だった2008年に中国政府から贈られたものです。「団団(トゥアントゥアン)」と「円円(ユエンユエン)」は、これまで二頭のパンダを産みました。名前の「団円」は、一家団欒を意味します。