総統府が27日に発表したニュースリリースによりますと、蔡英文・総統は25日午前、インドネシア国民協議会(国会)の議員連盟「台湾連線」(台湾コーカス)の共同代表訪問団の表敬訪問を受けました。
蔡・総統はあいさつの中で、この訪問団は、新型コロナウイルスのパンデミック発生後、台湾を訪問する初めてのインドネシアの国会訪問団で、しかも超党派の議員による訪問団なので、特に意義深いと述べました。蔡・総統は一行が具体的な行動で台湾に対する友情、台湾とインドネシアとの関係発展に対する支持と期待を表明したことに深謝しました。
蔡・総統によりますと、過去6年あまり、台湾とインドネシアとの関係がますます緊密になり、双方は20項目にも上る協力覚書を交わしました。各分野における交流もますます頻繁になっています。例えば、台湾は2016年、インドネシアと農業協力協定を締結し、それぞれ農業模範エリアを設置すると共に、将来も食糧生産計画を推進し、インドネシアの若手農家の台湾での研修を奨励することによって、双方の農業面での協力関係をさらに深めていくということです。
一方、台湾は2018年、インドネシアと教育関係の協力覚書を交わしました。インドネシアの技能教育における人材の育成に共に取り組んでいくことで一致しました。インドネシアからの学生は、現在台湾に留学している学生のうち、二番目に多いです。そのほか、台湾にはインドネシアからの労働者が24万人以上もいます。
蔡・総統は、これからもインドネシアとの協力を拡大し、地域の繁栄と発展を促進するために共に努力していきたいと表明しました。
蔡・総統はさらに、ここ数年、台湾は新南向政策を推進している。インドネシアも主要な対象国の一つだ。昨年、台湾とインドネシアとの貿易額は113億米ドルに達している。台湾とインドネシアは今後も経済・貿易の交流強化を通じて双方の関係をさらに深め、一緒に世界のためにより多くの貢献ができるよう期待を寄せました。
「新南向政策」とは、台湾が東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18カ国と幅広い分野で関係強化を目指す政策のことです。
代表団を率いて台湾を訪問するインドネシア国民協議会(国会)の議員連盟「台湾連線」(台湾コーカス)のMardani Ali Sera共同代表(写真左)はあいさつの中で、台湾で就労しているインドネシア労働者のことに触れ、どの出稼ぎ労働者も家族からの期待を背負っていると指摘、これらの労働者が台湾で適切な世話を受けられることと、両国の若者が手を取り合い、世界をさらに平和するよう努力することができることにも期待を寄せました。