中国共産党の習近平・総書記が中国共産党第20回全国代表大会(中国共産党大会)の政治報告で、台湾に関して「武力行使を放棄することを承諾せず、すべての必要な措置をとる選択肢を残している」と強調しました。国防部の邱国正・部長は18日、台湾の国会にあたる立法院でインタビューに応じ、「戦備を整えることは我々の日課であり、中国が武力での台湾侵攻を放棄したからと言って、準備をやめることはない」と述べました。
邱国正・部長は、中国共産党は武力による台湾問題の解決を放棄したことはない。国軍もまた、中共軍が武力行使を放棄したからと言って、戦備を整えることをやめることはない。国軍の任務は戦闘に備えることであり、それはどんな言葉でも変わることはない。」と述べました。
邱・部長は先ごろ「第一撃」の定義を、「越境して中華民国台湾の領空へ進入した無人機やミサイルを第一撃とみなす」と再定義し、国軍がそれに反撃する対策をとるかどうかに注目が集まっています。
邱・部長は、中共軍の航空機や船舶などが越境してきた場合は第一撃とみなす。中共軍の第一撃に対する国軍の警告や警報、識別などの対応には手順があり、国軍がとる全ての対抗措置は自衛のための反撃だと説明しました。
越境してきた航空機を撃墜するかという点について、邱・部長は、「第一撃は中共軍によるものだ、可能な場合は撃墜する」、「平時と戦時の転換にも一定の手順があり、越境した航空機を直ちに撃墜することはない。台湾海峡で戦争が起こることを望んではいないからだ」と述べました。
さらに、中共軍の軍機による挑発が常態化しているが、来年の空軍戦闘機の燃料購入量は増加せず、かえって減少することについて、邱・部長は、「国軍の年間作業維持費は燃料、弾薬および部品補充など全体的に考慮し、毎年調整されている。昨年は燃料備蓄のための予算があったため、今年の調整で燃料費が若干減少すると説明しました。しかし、邱・部長は、敵情が深刻なので、かえって関連する予算を削減することは決してなく、軍の戦備に応じて予算運用を行うと強調しました。