中国の国務院台湾事務弁公室が蔡英文・総統の双十国慶節談話に対し、継続して「二国論」の立場を堅持し、両岸の関係性を歪め、中国大陸の脅威を誇張し、両岸関係を損ね、台湾海峡の平和と安定を破壊する責任を転嫁し、独立のための武力強化を行い、台湾の民意を誤った方向に導いていると批判しました。
中華民国国防部の邱國正・部長(写真)は11日、台湾の国会にあたる立法院でインタビューに応じ、国軍は中国の発言に対してコメントせず、事実を伝えるだけ。中国軍は8月初旬から合同軍事演習の頻度を大幅に増やし、哨戒という名目で台湾海峡周辺での活動を絶え間なく繰り返している。双十国慶節当日にも延べ20機以上の中国軍機が飛来し、うち8機が台湾の飛行情報区を通過した。挑発している側がどちらなのかは、外部の判断に委ねる。国軍は情勢がエスカレートするのを避けるために努力しているが、中国軍がそういった努力をしているのかどうかは、わからないと述べました。
邱國正・部長は、「みなさん各自で判断してください。彼らはまだ、これを挑発ではないと言っている。ならば私は問いたい、何を挑発と呼べばいいだろうか?我々は懸命に自制の努力をしているが、彼らが努力をしているのか、私にはわからない。こんな平和な時に、彼らはまだ飛び回っている。延べ20機以上の中国軍機が周回し、上空を飛んでいる。毎日4隻から6隻の艦艇が台湾海峡周辺を航行している。我々はいかなるコメントもしない、事実を示すだけだと述べました。
中国が8月初旬に台湾周辺海域で軍事演習を行ってから、これまでに中国軍機による台湾海峡中間線を超える行為が頻発し、軍事的威嚇が絶え間なく続いています。最大野党・国民党の鄭正鈐・立法委員は11日、立法院で両岸の「第一撃」に対する定義が変更され、戦争のリスクが大幅に高まったとし、政府はどのような状況で、予備役の軍人を動員するのかを質問しました。
邱部長は、国軍は常に戦争を避けているが、中国の無人機による越境行為が頻繁に行われている。我が軍はこれを「第一撃」とみなし、両岸の「第一撃」に対する定義を調整している。邱部長はまた、「現在無人機が越境し、台湾上空まで飛来しているのを、我々は憂慮している。そのため、我々は無人機が実際に越境した場合、それを第一撃とみなす」と述べました。
(編集:本村大資/王淑卿)