中国は近年、攻撃や威嚇だけでなく、さらに常態的に国際的な場でも公然と台湾を弾圧しています。外交部は14日、台湾を代表してミス・ユニバース・アジア大会に出場した高曼容さんが、国際的なイベントで、中国からの圧力によってステージに立つことができなかったとして、主催者に対し、中国に屈し誤った判断をしたことに厳重に抗議するよう、駐在機関に指示を出したことを明らかにしました。
13日にマレーシアのペナンで行われた「2022世界創新與科技大會(2022年 世界イノベーション・テクノロジーサービス会議/WCIT)」で、高曼容さんが中国からの圧力によってステージに立つことができず涙している姿が公開され大きな議論を呼んでいました。
イベントの開幕式に参加した桃園市情報科学局の余宛如・局長は、高曼容さんがステージに上がろうとしたとき、突然引き留められた。最初は何が原因なのかわからなかったが、女性たち全員がステージ上で自身の国の国旗を振っていて、「最後に中国の圧力によって、大会は台湾の代表をステージに上げなかったことを知った」と語り、「中国の台湾に対する弾圧は場所などお構いなしだ。情報通信界の場でも台湾を弾圧していてる」と声を荒げました。
中国が国際的な場で台湾の人々や民間活動に非常に残酷で抑圧的な行為を行うことに対し、外交部は強く非難するとともに、主催者が中国の要求に屈し、誤った決定をしたことに強い不満と遺憾の意を表明し、駐マレーシアの台湾代表処に、主催者へ厳重な抗議をするよう指示をしました。
外交部の説明によりますと、中国からの圧力を受けたマレーシアの主催者は、高曼容さんに台湾の国旗を持ってステージに上がることを禁止し、さらには高曼容さんをステージに上がらせないようにしており、中国共産党が横暴な振る舞いで台湾の人々を抑圧し続けていることを表しているとし、国際社会に一方的な主張を受け入れさせるために事実とは異なる嘘を言い続けていると非難しました。
外交部は、中華民国・台湾は主権を有する独立した民主主義国家であり、台湾人は国際的な舞台において自身の国家の国旗を掲げ、自身の国家へのアイデンティティを示す権利があると強調。中国の横暴な威圧行為は、台湾の人々と国際社会にさらに嫌悪感を抱かせるだけだとし、外交部は、高曼容さんを支持するとともに、他の国の人々が個人の専門性を高めることによって国際舞台に立ち台湾のために発言をし続け、自分の国へのアイデンティティを示し、台湾のポジティブな力を見せるよう呼びかけています。
(編集:中野理絵/王淑卿)