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台湾のバイオ医療産業の2021年売上高が7000億台湾元を突破

  • 05 September, 2022
  • 風間 南
台湾のバイオ医療産業の2021年売上高が7000億台湾元を突破
行政院(=内閣)の沈栄津・副院長(副首相)(写真)は5日、バイオメディカル産業の売上高が、近い将来1兆台湾元規模(約4兆5700億円規模)になるとの味方を示した。2016年は400億元台(約1800億円台)、2021年には7000億元(約3兆2000億円)を突破した。NSTCの呉政忠・主任委員は、精密医療産業が台湾の次の「護国神山」になるだろうとしている。(写真:CNA)

 行政院(=内閣)の沈栄津・副院長(副首相)は5日、バイオメディカル産業の売上高が、2021年には7000億台湾元(約3兆2000億円)を突破し、近い将来1兆元規模(約4兆5700億円規模)になるとの見方を示しました。2016年は400億元台(約1800億円台)でした。

 NSTC(NationalScienceandTechnologyCouncil、国家科学技術委員会)の呉政忠・主任委員は、精密医療産業が台湾の次の「護国神山(台湾を代表する産業の柱のようなもの)」になるだろうとしています。

 2022年のBTC(BioTaiwanCommittee、バイオテクノロジー産業戦略諮問委員会)が5日に開幕しました。テーマは「バイオメディカルはスマートを愛し健康とゼロ距離(生醫♥智慧健康零距離)」です。

 午前中、招待を受けた沈・副院長は挨拶で、行政院のBTCは近年、国家バイオテクノロジー研究パークの開幕やバイオテクノロジーおよび新薬産業発展法の成立、医療機器管理法などの制定など成果を積み重ねてきたと述べました。そして去年7月にはバイオメディカル産業の資本調達方法を多様化するため、イノベーション委員会、戦略委員会を立ち上げたと話しました。

 沈・副院長は蔡英文・総統は、政府の「5+2産業イノベーション計画」、「六大核心戦略産業」の重要プロジェクトであるバイオメディカル産業を大変重視していると話しました。

 バイオメディカル産業の売上高は2016年の400億元から2021年には7000億元を超えるまで成長し、近いうちに1兆元規模となることが予想されるということです。

 沈・副院長は、イベント内の講演で、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、台湾のバイオメディカル産業のデジタル化は加速し、台湾のデジタル科学技術、バイオメディカル産業は世界で十分な競争力を持っていると話しました。その上で、これら2つを統合するのは簡単なことではなく、時間がかかるとも述べました。

 沈・副院長は、台湾のICT産業、特に半導体分野においては世界でも強い存在感を示しているが半導体だけでは十分とはいえないとの見方を示しました。他の産業、例えばバイオメディカル産業の精密医療産業が、次の「護国神山」になる可能性が最も高いのではないかと話しました。

 沈・副院長は、アメリカと中国の科学技術戦争、環境の変化、さらに新型コロナウイルスによる影響に直面し、台湾のサイエンスパークの価値は上昇していると述べました。そして、台湾のレジリエンスの重要性を示しているものの、アフターコロナは台湾産業の課題がさらに大きくなる可能性があると予測しているということです。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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