中国の無人機(ドローン)が頻繁に我が国の離島の軍事基地に侵入していることを受け、蔡英文・総統が8月30日に国防部に対して必要な対策をとって国家の領空の安全を守るよう指示しました。
離島・金門に駐屯している陸軍金門防衛指揮部は1日正午12時3分、正体不明のドローンが周辺の小さな島、獅嶼の水域の上空に侵入したのを発見、警告を発しても退去しなかったため、それを撃墜したと明らかにしました。
国軍が中国のドローンを撃墜したことについて、内閣に当たる行政院の蘇貞昌・院長は2日、どの国の無人機も許可なしに国境に入った場合、再三警告しても退去しないなら、国際的な規範に基づいて適切な対策をとると述べました。
蘇・行政院長は、「中国のドローンが我が国の国境に入って写真を撮ってその国内で大きく宣伝している。我々は再三警告を発し、退去させようとしても応じてくれなかった。国民はみんな憤慨している。蔡・総統も公の場で強くて有効な対策をとると指示した。国軍はそのドローンに警告を発し、退去を求めてても無視されなかったため、やむを得ず、それを撃墜したのだ」と説明しました。
蘇貞昌・行政院長は、国民も世界の民主主義国家もこれは妥当な対策だと思うだろうと述べました。
なお、陸軍金門防衛指揮部によりますと、2日午前11時から午後3時まで、周辺の小さな島、烈嶼でドローンを延べ二機発見、発炎筒を発射した後、中国大陸のアモイの方向に飛んで行きました。陸軍金門防衛指揮部は、今後も警戒を高めながらこれらのドローンの動向を引き続き監視するとしています。