中国がアメリカのナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問を不満とし、台湾周辺の海域と空域で軍事演習を行っていることは、世界的に注目を集め、世界各国の主要なメディアはいずれも大きな扱いで報じています。そのうち、フランスのメディアは巻頭扱いでそれを報道したほか、台湾のフランス駐在大使館に相当する、駐フランス台北代表処の呉志中・代表もフランスで人気の取材相手となっています。
呉志中・代表は24日、台湾国際放送の運営母体である、中央放送局フランス語番組のインタビューを受けました。呉志中・代表によりますと、ペロシ下院議長が台湾を訪問した後の一週間だけで、フランスの20のメディアからの取材を受けました。これは非常に異例なことです。これは、世界各国が中国の台湾に対する脅威に気付いていることを示しています。中国側の抗議は、台湾が重視されていることはすでに中国の関心事になっていることを示しているということです。
呉志中・代表は、フランスのメディアのインタビューを受けた際、中国支持の学者や貴賓と、台湾の主権を守るために戦ったため、駐フランス中国大使館の不満を招きました。駐フランス中国大使館は、公の場でフランス政府に対して呉志中・代表の言論と行動を制限するよう求めたり、文章を投稿して台湾を批判したりして、台湾とフランスの政界の関係者の往来を阻止しようとしています。フランス政府は、駐フランス中国大使を召喚してフランス側の不満を伝えました。これは非常に異例なことです。
呉志中・代表は、台湾はフランスが台湾と中国の間の戦場になることを見たくない。我々はフランス側との意思疎通を通じて、フランス側に本当の歴史、台湾の重要性、特に半導体産業における台湾の重要性を理解してもらいたいと述べました。
2021年10月から台湾を訪問したフランス議会の訪問団は三つありました。9月に台湾を訪問する代表団もあります。一方、台湾の国会に相当する、立法院の游錫堃・院長(国会議長)率いる立法委員訪問団は7月にチェコとリトアニアを訪問した後、フランスにも足を延ばしました。
台湾とフランスとの今後の関係発展について呉志中・代表は、政府という公式なルートを通じることができなくても国会議員の往来によって強化することができるとの見方を示しましたが、華人社会では、台湾の立法委員は唯一直接選挙によって選ばれたもので、華語社会に希望をもたらすことができる。これらの議員が招かれてフランスなどの諸外国を訪問することは重要な戦略的な意義があるとも話しました。