台湾を訪問中の、台湾に友好的な日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会(日華懇)」の古屋圭司会長と、木原稔事務局長は24日、游錫堃・立法院長を表敬訪問しました。
游院長は挨拶の際、ここ数年、「内なる抑圧と、外への勢力拡大」がすでに中国の台頭以来の常態化となっている。軍機が台湾周辺を旋回したり、戦狼外交や、「一帯一路」による汚職の海外輸出、南シナ海の島々の軍事化などはインド太平洋地域の平和と安定を著しく脅かしている。最近では、中国はアメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどの国の反対を顧みず、ソロモンと「中ソ安全保障協定」を結び、さらに手を広げていることを意味していると語りました。
また、中国共産党による様々ないじめに直面し、台湾は防衛能力を強化し続けるとともに、日本やアメリカなどの民主国家が中国に対する抑止力を強化するための声明を発表してくれていることに感謝をすると述べました。
游院長:「日本はずっと国際社会の平和と繁栄の維持を約束し、台湾海峡の平和と安定の重要性を公の場で示し続けて来てくれ、また武力を使ってインド太平洋地域の現状を一方的に変えることを受け入れないと強調してくれていることに感謝する。台湾の国会は日本が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを歓迎し、日本の国会との交流と協力のさらなる拡大を期待している」
古屋会長は挨拶の中で、今回の訪問では、蔡英文・総統、頼清徳・副総統をはじめ、台湾の政党の要人と会談した際、共通の特徴として、中国が常に軍機や軍艦で台湾を周回し、台湾を威嚇していることを懸念しているところだと語り、安倍晋三・元首相が生前に提唱した「自由で開かれたインド太平洋」は、すでに全世界へと広がり、世界基準となったと話し、台湾語で「台湾有事は日本有事」と述べました。
また、ロシアによるウクライナ侵攻について、中国は多くの情報やプロセスを分析し、おそらくその分析結果を台湾海峡に適用しようとするのではないかと思う。しかし、普遍的な価値を共有する国々は緊密に協力を強化する必要がある。台湾と日本は既に困難な状況にある時ほど真の友好関係を築いていると語りました。
会談後のインタビューでメディアから、日本版の「台湾関係法」の制定について意見を求められた際、古屋会長は、台湾と日本の間には正式な外交関係はないが、日華懇が重要な役割を果たしている。台湾の政府要人が来日した際の接遇について関係する規範はないが、お互いに暗黙の了解がある。このような事から、日本版の「台湾関係法」は慎重に検討する必要がある。いわゆる平和安全保障方案については日本の国会で政党間の激しい議論が行われていて、今はまだ通過していないが、今後どのように立法化を進めていくかは交渉が必要であると述べました。
(編集:中野理絵/王淑卿)