中国が軍事演習で台湾を威嚇していることを不満とし、台湾半導体大手の聯華電子(UMC)の創業者である曹興誠(ロバート・ツァオ)氏が先ごろ、1億ドル(日本円およそ134億円)を国防の強化のために寄付すると発表。その理由などについて、16日、台湾国際放送の運営母体である、RTI中央放送局のインタビューを受けた。アメリカは対台湾政策をより明確にすべきだという周りの意見について、曹興誠氏は、アメリカは台湾を主権独立国家であると直接認めるべきだ。しかし問題は台湾内部に存在する邪魔であり、それは国民党が当時定めた、「憲法一中」という、中華民国側からの“一つの中国”について定義したものがあり、それが両岸の衝突のリスクを負っているということだとの考えを示した。
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中国が軍事演習で台湾を威嚇していることを不満とし、台湾半導体大手の聯華電子(UMC)の創業者である曹興誠氏が先ごろ、1億ドル(日本円およそ134億円)を国防の強化のために寄付すると発表。その理由などについて、16日、RTI中央放送局のインタビューを受けました。
アメリカは対台湾政策をより明確にすべきだという周りの意見について、曹興誠氏は、アメリカは台湾を主権独立国家であると直接認めるべきだ。しかし問題は台湾内部に存在する邪魔であり、それは国民党が当時定めた、中華民国側からの“一つの中国”について定義した「憲法一中」が両岸の衝突のリスクを負っているということだとの考えを示しました。
曹興誠氏:「私はここで国民党に呼び掛けたい。あなた方は台湾人から巨額な借金をしている。“一つの中国”原則を作り出したからだ。当時、台湾による国連加盟を実現できるはずだったが、あなた方はそれに許可を与えなかった。あなた方は、台湾と中国に同じ列車の線路を走らせ、衝突させようとした。」
パーソナリティ:「一つの中国なら、片方を消滅しないと」
曹興誠氏:「一つの中国とは、二つ中国が存在することは許さない。必ず衝突させて一つを消滅させなくてはならない。以前、私たちは、向こうを線路外に排除することができると思っていた。しかし、現在は、この列車が非常に大きい。だから、まず線路を変える必要がある。アメリカが国民党に機会を与えたが、国民党はそれを放棄した。二つ目の方法は、向こうが衝突に来るのを防ぐこと。それを防衛しなければならない。アメリカは向こうが衝突に来ないようにするため、1950年から72年間ずっと…」
パーソナリティ:「現状維持」
曹興誠氏:「はい、現状維持。列車が衝突しないようしている。今、“一つの中国”というと、衝突に来なさいと望む意味だ。」
曹興誠氏は、国民党に“一つの中国”という台湾にかけられた呪縛を解くよう呼びかけ、そうすることで初めて世界から台湾の主権が認められるとしました。
曹興誠氏:「これは、国民党が台湾に加えた足枷だ。」
曹興誠氏はインタビューの中で、中国は文化大革命後、内部にずっと一種の“文革ウイルス”が存在している。特に香港での「逃亡犯条例」改正運動が起こった期間中、現場で自身の目で1月から9月まで香港の変化を見てきたと語り、習近平は“文革ウイルス”発作を起こしていることを確信し、これにより、反共の立場を強めたとしました。
また曹興誠氏は、台湾は中国の脅威に直面しているが、幸いなことは、朝鮮戦争から台湾関係法(台湾に防御兵器を提供する法的根拠となるアメリカの国内法)の制定に至るまで、台湾は数十年もの間安全を保ってきている。
しかし、台湾はアメリカだけに台湾の安全保障を頼るわけにはいかない。アメリカの保護だけに頼るのはとても恥ずかしいことであり、まず自らを守る意思と能力が必要で、アフガニスタンのようになってはならないと述べました。
(編集:中野理絵/王淑卿)