8月1日は原住民の日、先住民デーです。
台湾の先住民族事務を担う、原住民族委員会と国家人権委員会が共催する「原住民族原権フォーラム」が1日、台北市のザ・グランド・ホテル(圓山大飯店)で開幕しました。
蔡英文・総統、行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)、陳菊・監察院長兼国家人権委員会主任委員が、会場で挨拶しました。
蔡・総統は、政府は6年前の8月1日から原住民族の歴史における正義と移行期の正義に関する取り組みを始め、2年前の8月1日は国家人権委員会が発足した日だと述べました。そして今回の各部門が協力するフォーラムは、エスニックグループ主流化をさらに着実なものにすることの表れだと述べました。
蔡・総統は、政府は引き続き歴史を解明し、原住民族の土地権を保証していくと強調しました。
蔡・総統は、「原住民族の皆さんが最も懸念している土地権について、我々は常に土地の歴史の解明に努め、原住民族の皆さんが土地(保留地)の権益を取得するのを支援している。『原住民族保留地管理利用条例』の草案は、立法院(=国会)で審議している。」と述べました。
行政院の蘇貞昌・院長は、陳菊・監察院長兼国家人権委員会主任委員が以前、民主化のために奮闘したことへ敬意を表するとともに、原住民族と台湾人の共通の目覚めにより、戒厳令を解除し民主化への扉を開くことができたと強調しました。
蘇・院長は、蔡・総統は原住民族の権益を非常に重視しており、原住民族政策の予算は年々増えていると指摘しました。原住民族委員会の予算は2016年に70億台湾元強(日本円で約310億円)で、現在は124億元強(約550億円)となっています。今後も政策に注力していくとしています。
原住民族委員会は、今日のフォーラムは正名運動と歴史記録を振り返るだけではなく、現在の若い世代の意見を適切に反映し、民族の発展のビジョンを見出せることを期待しているとしました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)