中華民国国軍の定例実弾演習「漢光38号」が25日から始まりました。初日の今日は早朝に衡山指揮所から指令がくだり、正式に演習が始まりました。テーマは「戦力の防護と温存」です。中国人民解放軍から攻撃されているというシミュレーションの下、西部の一部の戦闘機が戦力温存のため東部に移動しました。
空軍のIDF戦闘機 経国号、F-16V型戦闘機などが、西部から台東県の台東志航基地に移動。海軍の軍艦は南東部・台東海域に姿を現し、弾道ミサイル部隊の移動に協力しました。同時に、基地への攻撃を防ぐため、海軍の各艦艇は緊急出港の演習を行いました。
中国人民解放軍は近年、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、台湾海峡中央線を何度も越えています。台湾南東部の海域、空域に侵入しており、地域の平和と安定に深刻な影響を及ぼしています。
漢光演習は、国軍にとって1年で最も重要で最も規模の大きな演習です。近年、敵対勢力による台湾侵入を防ぐため、訓練のレベルを上げています。
なお、漢光38号の兵棋演習は5月16日から20日にかけて行われました。実兵演習と一部の実弾演習は今日25日から29日まで行われています。
今回の演習は、1日目2日目の「戦力温存、全体的な防空」、3日目の「共同迎撃」、4日目5日目の「合同国土防衛」の3つに分けられます。
今年から14日間となった教育召集訓練参加者、すなわち予備役も、初めて漢光演習に参加しています。戦力温存と戦備施設の設置の演習にあたりました。
漢光38号演習は26日、宜蘭県蘇澳沖での海軍・空軍の大規模合同演習を予定しています。海軍からは濟陽級、成功級、基隆級、錦江級などのフリゲート。空軍からはIDF戦闘機 経国号、F-5型戦闘機部隊、ミラージュ2000型戦闘機、F-16V戦闘機、P-3C哨戒機などが演習に参加する予定です。軍は、蔡英文・総統を招き、基隆級駆逐艦(キット級ミサイル駆逐艦)から視察してもらう予定です。
(編集:風間みなみ/王淑卿)