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世界初のクワイエット・トレイルが台湾に。25デジベル以下で無音室と同レベル

  • 18 July, 2022
  • 風間 南
世界初のクワイエット・トレイルが台湾に。25デジベル以下で無音室と同レベル
7月18日はワールド・リスニング・デー。NPO クワイエット・パークス・インターナショナル(Quiet Parks International)は、北東部・宜蘭県にある太平山翠峰湖の歩道を、世界初の「クワイエット・トレイル(Quiet Trail)」に認定した。翠峰湖畔は2018年に初の国家レベルの「サイレント・トレイル」に認定されている。(写真:林務局提供)

 7月18日はワールド・リスニング・デーです。

NPOクワイエット・パークス・インターナショナル(Quiet Parks International)は、北東部・宜蘭県にある太平山翠峰湖の歩道を、世界初の「クワイエット・トレイル(Quiet Trail)」に認定しました。

 翠峰湖畔は2018年に初の国家レベルの「サイレント・トレイル」に認定されました。このトレイルを訪れる人は、聞くことで、自然の中の一つ一つの石や渓流、木、山が奏でるメロディーを感じることができます。

 2014年6月から、行政院(=内閣)農業委員会林務局羅東林区管理処と、台湾を代表する自然音の録音家:范欽慧さんが協力し、太平山国家森林遊楽区の音についての1年間のフィールド調査と録音を始めました。

その結果、太平山翠峰湖の歩道であるヒノキ林で台湾の森林を代表する静けさを見つけたということです。精密機器による測定により、このエリアにあるオルドビス紀ツンドラ・バイオームの静けさが25デジベルのみで、無音室と同等であることが分かりました。

 林務局の林華慶・局長は、いわゆる静かであることは、静まり返っていることと同義ではないと指摘しました。静かな歩道は、異なる季節や時期ならではの自然音を発しています。いわゆる虫や鳥の鳴く声です。

 林・局長は「この歩道は、アラスカといっても、新彊ウイグル自治区やチベットだといっても違和感を感じないと思う。しかし2,000万人以上を抱える小さな島 台湾にある。土地が狭く人が多いところに。世界初のクワイエット・トレイルが台湾にあるということに、私は意味があると思う。」と述べました。

 翠峰湖の歩道は、古い木材運送のための軌道を元に整備されました。湖の周りを一周しており、訪れた人は近い場所から湖面の美しさを楽しむことができます。歩道は全長3.95kmで太平山国家森林遊楽区内で最も長く、多くの人が訪れています。しかし山の奥にあるため、ほとんどの人は300mの桟道を歩き湖を眺めすぐに立ち去ってしまい、ほとんど留まりません。そのため、歩道は静けさが保たれ、歩道の2.2kmから3.7kmのところに「サイレント・トレイル」が位置しているということです。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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