蔡英文・総統が11日、日本の対台湾窓口機関 日本台湾交流協会台北事務所で、安倍元首相を弔問しました。
蔡・総統は、安倍元首相を追悼するため、政府機関と国公立学校にきょう半旗を掲げていると述べました。そして、政府と国民を代表し安倍元首相の遺族に哀悼の意を表すると共に、不法な暴力行為を重ねて強く非難すると述べました。
蔡・総統は、台湾と日本の関係促進における安倍元首相の貢献に感謝し、台湾と日本は今後も手を携え双方の協力関係と友好関係をさらに強化し、共にインド太平洋地域の自由と開放のために努力するとしています。
蔡・総統は日本台湾交流協会に到着後、まず、祭壇に掲げられた安倍元首相の遺影に献花し、深々と礼をしました。その後、色紙に「台湾の永遠の良き友よ、台湾と日本の友好関係、世界の民主主義、自由、人権、平和に対する貢献に感謝する」と記しました。

蔡・総統は談話の中で、安倍元首相とは知り合って十数年になると述べ、今年3月のオンライン会議での笑顔と温かいあいさつは、今もまだ覚えていると話しました。その時、台湾での早期再会を約束し、謝長廷・駐日代表も触れたように、安倍元首相は台湾訪問を快諾したと話しました。また、多くの民間の友人らも、安倍元首相と一緒に行うイベントや計画を予定しており、これらは安倍元首相と台湾との緊密な関係を示しているとしました。そして、「我々は肩を並べて共に前進しているパートナーだ」とし、皆、安倍元首相の逝去を非常に悲しんでいると述べました。
蔡・総統は、「これまで台湾と日本は支え合いながら、共に多くの挑戦を乗り越えてきた。本日我々は安倍元首相を追悼し、台日の連携に対する安倍元首相の期待も忘れることはない。台湾と日本は今後も手を携えて協力し、双方の友好関係の深化、自由で開かれたインド太平洋地域のために努力する。」と約束しました。
行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)は11日午前、日本台湾交流協会で追悼の意を表しました。
蘇・院長は、安倍元首相は、台湾が中国からの圧力にさらされている時、台湾のために声を上げ続け、台湾有事は日本の有事であり、日米安全保障の有事であると述べたと話しました。安倍元首相も台湾の国際組織への参加を支持し、台湾の新型コロナウイルス流行が最も深刻だったときに、日本政府に対し3度ワクチンを寄付するよう働きかけてくれたと述べました。
蘇・院長は、今日は衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の陳時中・部長も同行し、安倍元首相に心からの感謝、敬意を伝えたと述べました。
陳・部長は、安倍元首相は国際社会および公衆衛生システムにおいて、台湾のために積極的に多くの発言をしてくれたと述べました。また、台湾で新型コロナワクチンが最も不足していたときにワクチンを寄付してくれたと感謝しました。安倍元首相は台湾の永遠の友人であり、台湾と日本も永遠に良き友であると話しました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)