台湾は“ドリンク王国”と呼ばれていますが、1年間に40億個もの使い捨てドリンクカップを捨てていて、環境に大きな負担をかけています。
行政院環境保護署は、2011年から消費者にマイボトルの使用を推進しているだけなく、店舗側に1から3台湾元の優待サービスを提供するよう取り組んできました。しかし、効果は薄く、マイボトルの使用率はわずか6%に留まっています。
そこで、環境保護署は7月1日から、4大チェーン業者に対し、マイボトルを使用する消費者に5元割引をする新制度を打ち出しました。
これにより、緑の消費者運動(グリーン・コンシューマリズム)を広めていきたいとしています。
資源回収管理基金会の王嶽斌・執行秘書長は、2050年ネットゼロエミッションの目標に向かって、産業が転換するだけでなく、生活も転換する必要がある。マイボトル持参で5元割引と言うのは、お得になるだけでなく、年間を通して7千トンのゴミ、およそ5億8000個の使い捨てドリンクカップを減らすことができると予測しており、炭素削減量は、「台北市の肺」とされる、大安森林公園の87個分の炭素吸収量と同等である。しかも衛生的だと説明しました。
「7月1日から、ドリンクチェーン店、コンビニエンスストア、ファストフード店、スーパーでは、マイボトルを持参した消費者に対し、5元の割引サービスを提供する必要がある。マイボトルを使用する消費者にとっては、5つのいい点がある。1つは5元お得になる。2つ目はごみの削減、3つ目はプラスチックの削減、4つ目は炭素の削減、そして5つ目は、自分のカップを使えば、基本的には比較的衛生的だ。」
実際には多くの業者が7月1日の新制度開始より前倒しで対応を開始しています。
ケンタッキーでは実施から1か月で、マイボトルを持参した人が過去の6倍に増えました。
スターバックスも6月から全店舗でマイボトル持参であれば10元の割引を行っています。
またセブンイレブンでは7月から毎月1日は割引を7元に増加。
ファミリーマートでは、7月1日からマイボトル持参の新たな割引を実施するだけでなく、今年3月から始めているドリンクカップ循環ステーションも推し進め、7月末に新北市および台北市の100の店舗で展開。年末までには全台湾で400店舗と全体の1割の店舗に拡大する予定です。
また、マクドナルドも台南と台北でリサイクルカップの普及活動を展開しています。
(編集:中野理絵/王淑卿)