20日午前9時05分頃、台湾東部 花蓮県の南南西37.7kmの地点で地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0です。震源は光復郷で、震源の深さは6.8kmでした。最大震度は光復鄉で5弱、花蓮県、台東県、南投県で4を記録し、台湾全土で揺れが観測されました。
中央気象局地震研究観測センターの陳国昌・主任によりますと、震源地は地震が発生しやすいエリアではないということです。
1990年から今日までに発生したM5以上の地震は14度、うち深発地震が4度、浅発地震が10度です。平均して3年に1度、M5以上の地震が起きています。
M6の地震は、2009年のM6.09、2014年のM5.99など3度発生しています。今回の地震は、今年台湾全土で6度目に発生したM6以上の地震となりました。
陳・主任は、「この地震は今年6度目のM6以上の地震だ。花蓮から台東にかけての花東縱谷は、花東縱谷大断層という一つの大きな断層だ。しかし断層の中はプレートの接合部になっている。こういった場所は地震は多くない。なので長年に渡って多くのエネルギーを蓄えているだろう。ただ縱谷の西側に位置し比較的硬い地質構造に属してるため、エネルギーの放出には時間がかかると見られる。」と説明しました。
2022年の半分も終わっていませんが、台湾全土でM6以上の地震はすでに6度発生しています。うち3度はいずれも3月23日に台東県長浜鄉で発生したM6.7の地震と関連しています。陳・主任によりますと、台湾で長年M6以上の地震が1年に2~3度観測されてきた記録と比べ、2倍となっているということです。921大地震が発生した1999年に次いで二番目に多くなっています。1999年はM6以上の地震が13回発生しました。また2002年もM6の地震が6度発生していますが、今年はまだ半年も過ぎていないため、今年2022年は、921大地震後、M6以上の地震が最も多い1年になる可能性が高いということです。
なお、行政院(=内閣)原子能(原子力)委員会によりますと、各原子力発電所は正常に稼動しています。台湾電力によりますと、電気系統への電力供給も正常だということです。世界最大手の半導体受託生産メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)、半導体大手メーカーの聯華電子(UMC)によりますと、すべての工場の操業に影響は出ていないということです。
(編集:風間みなみ/王淑卿)